クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ベートーヴェン:1.序曲「エグモント」作品84
        2.交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」

アーリン・オジェー(S)[2]
Catherine Robbin(CA)[2]
Anthony Rolfe Johnson(T)[2]
Gregory Reinhart(Bs)[2]
ロンドン交響合唱団[2]
合唱指揮:John Alley[2]
エンシェント室内管弦楽団
指揮:クリストファー・ホグウッド
REC:1987[1],1988[2] (L'OISEAU-LYRE 452 551-2)

エンシェント室内管、ホグウッドによるベートーヴェンの交響曲もこの第9番で最後ということになるがこの第9番はさらにスタンスが折衷的で今一はっきりとしないので聴き終わっても全曲を通しての統一感に欠けてしまう。第1〜第3楽章は第7や第8交響曲で聴かれたような速めのテンポで鋭く強いリズムで音楽が展開されるのだが第4楽章の合唱の入る部分あたりでやや様子が変わっていきトルコ行進曲の部分では強烈なローテンポでふくよかに音楽が展開していく。その後も足を引きずったような重苦しいリズムと妙に誇張されたというかわざとらしいというかそのような遅いテンポで音楽が進む。第3や第5交響曲で聴かれたような中途半端なニュアンスで音楽が展開されていくのだ。第1から第3楽章までの雰囲気で第4楽章を聞くとまさに期待を裏切られる。
 終楽章のなんともいえない中途半端さに釈然としなかった。つまりそれは、急激なアップテンポや必然性の感じられないローテンポなどテンポが速いのだか遅いのだか良くわからない。またオリジナル楽器のピリオド風の演奏スタイルなのかモダン楽器におけるふくよかな音楽なのか、少なくとも聴く限りではその点もはっきりと感じられない。
 要は、第1〜3楽章のスタンスと第4楽章のスタンスに統一性がないのだ。最後まで「?」な演奏だった。

 併録の序曲「エグモント」は激しさとしなやかさがが混ざったようなやはりオリジナルとモダンの折衷的な演奏となっている。響きは豪華だがアクセントが強い。それゆえ音が混濁するような場面が合って見通しはいいとはいえない演奏だ。

 今日で一応エンシェント室内管とホグウッドのベートーヴェンの交響曲は終了。あまり推せるCDではなかったがオリジナル楽器によるベートーヴェンとしては老舗的な演奏。それゆえかスタイル的には古さも感じざるを得ない演奏ではある。反響も少なかったし、なにより演奏自体も肩透かしを食らったようだった。

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