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さて昨日の「ロンドン交響曲」のカップリングの第8交響曲をアンドリュー・デイヴィス、BBC交響楽団のコンビによる演奏を聴きましょう。
R.V.ウィリアムズ
1.交響曲第2番「ロンドン交響曲」
2.交響曲第8番ニ短調
BBC交響楽団
指揮:アンドリュー・デイヴィス
REC:1993 (TELDEC 4509-90858-2)
この第8交響曲については以前「グレイト・コンダクターズ」のバルビローリのCDでも少し取り上げた(http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/35736832.html)のだが1956年にバルビローリ、ハレ管弦楽団によって初演されている。もちろんこの楽曲は初演者であるサー・ジョン・バルビローリに捧げられている。
小柄な交響曲ではあるがとても内容の詰まった音楽であるという事をまず申し上げておきたい佳作である。V.ウィリアムズのこれまでの交響曲のエッセンスが凝縮されたような円熟の交響曲だ。
第1楽章の変奏曲の形式で書かれた冒頭のフルートの神秘的な響きや楽章最終部分の鮮やかでさわやかなコラール風のメロディが印象的な「ファンタジア」。
第2楽章は管楽器のみで奏でられるコミカルな「行進曲風スケルツォ」。
第3楽章。ほの暗い雰囲気ながら威厳に満ちた弦楽のみで奏でられる「ガヴァティーナ」。中間部のヴァイオリン・ソロは非常に美しい。
終楽章は打楽器の活躍する中国風のメロディの主題が耳に残るインパクトのあるフィナーレ、「トッカータ」。
性格の異なる、特色のある4つの音楽。音楽の規模は小さいながらも非常に内容の「濃い」音楽でとても印象深い。
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