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R.シュトラウス:バレエ音楽「ヨゼフ伝説」(全曲)作品63
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
REC:1999 (DG 463 493-2)
いつも様々な方々の(クラシックネタの)ブログを拝見していますがそこで紹介されている音楽を見つけると「そういえば持っていたよなあ」ということになって当該CDを倉庫から引っ張り出しては聴くあり様です。
これは素晴らしいきっかけを与えてくださいますし、自分の中で忘れかけていたその音楽に気づかせてくれ、大変感謝しております。
今日聴いたのもいつもお世話になっております「はいどう様」のブログからR.シュトラウスの音楽をフューチャーした楽曲の紹介記事からのCDです。
R.シュトラウスの楽曲中でもあまり知られていないバレエ音楽「ヨゼフ伝説」。この音楽はディアギレフ率いるロシア・バレエ団のために作曲された。シュトラウス自身は作曲の途中でこのバレエのシナリオに興醒めしてその筆を一時止めていたらしいのだが、1914年に大規模なオーケストラ楽曲として完成された。
確かにあらすじはいまいち意味がわからないのだがブックレットにある各楽曲の題名からその流れがある程度推察できる。全部で28トラック64分程度の作品だ。
1.パラディオ様式の柱廊広間
2.奴隷たちが宝石類や絨毯、グレーハウンド犬を運び込む
3.3つの駕籠が遊歩廊に運び込まれる
4.最初の踊り
5.2番目の踊り
6.3番目の踊り
7.ズーラミトの踊り:熱い欲望
8.上方に男たちの行列が現れる:6人の上半身裸のトルコ人ボクサーたちが入場する
9.彼らは円舞に割り込む
10.金のハンモックが遊歩廊に運びこまれる
11.最初の踊り:無垢で純真な羊飼いの少年
12.2番目の踊り:跳躍
13.3番目の踊り:神の希求
14.4番目の踊り:神の賛美
15.ふたりのムラートがヨゼフに触った瞬間、ポティファルの妻は夢うつつとなる
16.ポティファルは祝宴の終りを告げる
17.夕闇がせまる
18.ヨゼフの夢:守護天使が寝床に訪れるのを見る
19.扉が開き、ポティファルの妻が忍び込む
20.胸をはだけたヨゼフは、彼女の前に立ち尽くす
21.その瞬間、侍従たちが松明片手にやってくる
22.若い女奴隷が走り寄り、ポティファルの妻を抱きかかえる:女奴隷たちの登場
23.最初の踊り:ひとりの女奴隷がヨゼフの顔に唾を吐きかける
24.2番目の踊り:彼女たちの激しいしぐさは、とうとうヒステリックに激昴し、魔女たちの踊りへと変わる
25.松明もちと武装した侍従を従え、ポティファルが登場
26.手下の者たちが宮殿から赤く燃えたおき火でいっぱいの火鉢を運んでくる
27.金色の服をまとった大天使が現れ〜ヨゼフを鎖から開放〜ポティファルの妻は真珠の首飾りで自らの首を締める
28.ポティファルの妻の遺体を取り囲む葬列が動き出し、ヨゼフと大天使は天空へと旅立つ
この先品はシュトラウスの代表的な作品である「ばらの騎士」と同時期の作品であるようなのでほとばしるロマンに満ちた豪華絢爛な作品となっている。
演奏は2001年に急逝したシノーポリとシュターツカペレ・ドレスデンのライヴ。R.シュトラウスとも関係の深いシュターツカペレ・ドレスデンの絹のようなきめの細やかな音色とシノーポリの明晰な指揮が豪華ながらもこの音楽の持つ格調の高さを如実に示している。
同時に豪華でポルタメントをバリバリ効かせたカラヤンとBPOあたりのコンビでこの曲を聴いてもみたいなあと思った。
ちなみに60分を超えるこの作品を編曲して25分ほどにまとめた交響的断章「ヨゼフ伝説」というバージョンもある。
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