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R.シュトラウス:管弦楽曲集
1.アルプス交響曲 作品64
2.祝典前奏曲 作品61
Peter Solomon(Org)[2]
チューリッヒ・トーン・ハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
REC:2002 (ARTE NOVA 74321 92779 2)
はいどう様のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/hido_ace_k/11965268.html)で紹介されていたオルガンと管弦楽のための祝典前奏曲の収められているCDを聴く。
以前、ベートーヴェンの交響曲全集で驚きの演奏をしてくれたコンビで、R.シュトラウスの管弦楽曲をまとめて録音した7枚組のCDからの一枚。
メインのアルプス交響曲もそうであるがとにかく豪快な管弦楽曲で管弦楽ファンにとってはたまらない楽曲である。
これらの楽曲の成立背景などについてははいどう様のブログ等にゆだねるとして、ここではこのジンマンとチューリッヒ・トーン・ハレ管の演奏について少しだけ記したい。
R.シュトラウスの楽曲のその多くをカラヤンとBPOの黄金時代の録音をたくさん聴いてきた私にとってこの演奏はやや異質な感じがした。
ここで聴くジンマンの録音は(以前のベートーヴェンほどの過激さはないが)ゴージャスで芳醇なサウンドとはひと味違うタイトで辛口、シャープなサウンドになっている。このサウンドのスタイルがあまりにも(あくまで個人的な)R.シュトラウスに対するサウンド感とかけ離れすぎていて新鮮さというよりは何か別の音楽を聴いているような感じすらした。
簡単に言うなれば各楽器の音色がそれぞれ独立してシャープにそして鮮明に飛んでくるのではっきりとした音色のイントネーションが際立つ。また硬いサウンドではあるのだが音色の陰影がはっきりしすぎていて逆に軽く聴こえてしまう。このあたりの印象がこれら一連の録音がいまいち評価されなかった一番の理由なのではないだろうか?
(かといって昨日聴いたR.ケンペとシュターツカペレ・ドレスデンの音色は重心のあるしっかりとしたサウンドではあったがやや地味さと古さが気になってしまうという嫌いもあるのだが。)
やっぱりR.シュトラウスの音色は音の塊がうねりを伴って凛々と豪華に輝いていてほしいと思ってしまう。これはもはやカラヤンに洗脳された先入観としかいえないのだが。
いろいろ書いてしまったがはっきりとしたコントラストで表現された新しいサウンドで聴くことの出来るR.シュトラウスがここにある。我々聴き手の方が慣れていないだけかもしれない。
ここからは蛇足ですが以前「祝典前奏曲 作品61」はR.シュトラウスの合唱曲集と一緒に収められていました。こんな記事を書いていましたよ。(http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/28754392.html)
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