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プロコフィエフ:交響曲とその周辺の楽曲〜2
プロコフィエフ
1.交響的絵画「夢」作品6
2.秋のスケッチ 作品8
3.交響曲第1番ニ長調作品25「古典」
4.交響曲第2番ニ短調 作品40
ウクライナ国立交響楽団
指揮:テオドレ・クチャル
REC:1995(NAXOS 8.553053)
交響曲第1番ニ長調作品25「古典」
さて今日は「古典」交響曲を廉価版NAXOSレーベルの全集から聴く。
演奏はウクライナ国立交響楽団。指揮はテオドレ・クチャル。
このウクライナ国立交響楽団はウクライナを代表するオーケストラ。1937年に設立されているということで意外と歴史は長い。やはりこのプロコフィエフの交響曲全集などの録音が数多くNAXOSレーベルから発売されているということもあり最近は知名度もあるようだ。
クチャルはウクライナ出身の指揮者。もともとはヴァイオリニストとして活躍していたようだがバーンスタインやプレヴィンなどに学び1994年より同オーケストラの首席指揮者となった(2002年まで)。
演奏は丁寧そのもの。NAXOS特有の残響感のある録音でやや散漫とした雰囲気を受ける。響きすぎていて音の粒が不明瞭になる部分があり残念。ただその反面、管楽器と弦楽器のブレンドが程よく効いていて好感が持てる。
終楽章のテンポは大変遅くゲルギエフのそれと対照的。しっかりと懇切丁寧にしっとりとした音色で演奏する。
全体的に雰囲気で聴かせる演奏だ。こんな感じも悪くはない。
交響的絵画「夢」作品6
1910年の作品なのでペテルブルク音楽院在学中の作品ということになる。どことなくフランスの印象派を感じさせる色彩感に溢れたしなやかな作品。
スクリャービンへの思慕を書いた作品ということらしい。
秋のスケッチ 作品8
この秋のスケッチも交響的絵画「夢」とほぼ同時期に作曲された。サウンドや雰囲気はまさに双子といっていいと思う。抽象的なイディオムが幽玄で神秘的なサウンドにのって展開される。
9月に入り朝晩の空気がどことなく秋の風を感じさせる今日この頃であるがこのプロコフィエフの若書きの「秋」の音楽は、よりもの悲しい晩秋を思わせる。
交響曲第2番ニ短調 作品40はまた後日。
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