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プロコフィエフ
1.交響曲第2番ニ短調作品40
2.交響曲第3番ハ短調作品44
ロンドン交響楽団
指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
REC:2004(PHILIPS UCCP-1118/21 475 7792)
交響曲第2番ニ短調作品40
さて今日はゲルギエフ、ロンドン交響楽団のコンビにおけるプロコフィエフの交響曲第2番を。
野獣的な第1楽章は強烈なリズム感と凄まじいほどのスピード感に溢れている。残念な事に録音のレンジが大変狭く響きが薄く乾いたサウンドでスケールが小さく聴こえてしまう。
しかし密度の濃い強烈な「音塊」が信じられないほどの重力を持ってえぐるように迫ってくる。これほど極度の集中力に満ちた演奏は聴いた事がない。この楽曲に関しては最高の演奏といえるだろう。
第2楽章に関しては音楽がストレートすぎてこの作品の持つ妖艶性が欠如している気がする。特に第4変奏における神秘的な楽想の部分での指揮者の唸り声には興醒めだ。聴いていて暑苦しく根が詰まり息苦しくなる。
この楽章においてはもっと精神を解放して覚醒したような雰囲気で演奏してもらいたかった。
集中力という意味では完璧だがこの楽曲のもつ妖艶な神秘性は表現できていない。あまりに音楽が窮屈すぎる。
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