クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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チャイコフスキー
1.交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
2.幻想序曲「ロメオとジュリエット」

シカゴ交響楽団
指揮:クラウディオ・アバド
REC:1988(SONY SBK6K 87883)

交響曲第4番


 有名なチャイコフスキーの交響曲第4番。金管楽器の強烈なファンファーレで始まるこの交響曲の魅力は何といっても炸裂するパワーとスピード。

 シカゴ交響楽団の洗練されたパワフルな金管楽器のストレートな音色がこの音楽をよどみなく濁りなくよりピュアに再現し伝える事に成功している。

 個人的には第2楽章の心にしみわたるオーボエの旋律に心を奪われた。この音楽の本質に触れるような熱すぎず冷め過ぎない、微妙な音楽の温度が疲れた現代人の心の隙間をそっとうめるようで、ぐっとくる。

 第1楽章と終楽章における歯切れのいいリズムに乗ってギンギンの金管楽器が炸裂する音とこの第2楽章における心に突き刺さるような旋律の歌わせ方はアバドの本領発揮といえる。ドイツほど深くなくロシアほどドロドロしていない。イタリアのさっぱりとしたリズムとカンタービレにアメリカの能天気とも言える鮮やかでパワフルで洗練されたサウンドがミックスした極めてわかりやすいチャイコフスキーがここにある。


「ロメオトジュリエット」


 併録の「ロメオトジュリエット」も第4交響曲と同様、わかりやすくタイトで洗練されたスタイリッシュな演奏で模範的である。20分に及ぶこの楽曲をアバドは見事に描ききったという感じだ。飽きさせない、物語を楷書で語ったような説得力のある演奏であるといえよう。

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