クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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プロコフィエフ
1.交響曲第6番変ホ短調 Op111
2.交響曲第1番ニ長調作品25「古典」

フランス国立管弦楽団
指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
REC:1986[2],1987[1](Warner 0927 49634-2)

さて今日からあらためてプロコフィエフの交響曲をシベリウスの交響曲と並行して聴いていく。演奏はロストロポーヴィチ/フランス国立管のコンビによる演奏。

交響曲第1番ニ長調作品25「古典」


楽曲について

 1916年〜17年に作曲された。初演は1918年。
ペテルブルクの音楽院在学中からヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲などでその鬼才を認められていたプロコフィエフがバレエ「アラとロリー」をもとにした「スキタイ組曲」の発表でその名声を世界的なものにしていた。

 そんなプロコフィエフが挑んだ最初の交響曲。「ハイドンが現代に生きていたら書いたであろうような作品」という有名で洒落た作品。現代人の住んでいる古い町とも評される。ただ初演にあたっては「スキタイ組曲」のような刺激的な雰囲気を期待していた聴衆からの受けは今ひとつであったようだ。

以上は以前ゲルギエフの指揮、ロンドン響のコンビによる演奏を聴いたときのレヴューの一部を抜粋。


  演奏

 さてこのロストロポーヴィチのフランス国立管の演奏は豪華で華やかな骨太の「古典交響曲」である。オーケストラの音色も明るくエレガントな音色だ。ロストロポーヴィチのテンポは遅めで各音を大変丁寧に紡いでいる。

 ただ個人的な感想で言えばこの「古典交響曲」はもっとスリムでタイトな音色と軽快なリズム感、テンポ感が欲しい。

 この演奏は厚ぼったいサウンドが鈍重なテンポで進められる。第2楽章の遅さには閉口してしまう。各楽章でアクセントの音がテヌートで強調されるためこの感覚はさらに増幅される。しかもオーケストラの音色は非常に楽観的でべたっと広がってしまう。核を失った音のざわめきが拡声器に乗って拡張され肥大していくようだ。

 終始、まとわわりつくようなけだるい雰囲気が楽観的な音とともに虚空に鳴っている、そんな残念な演奏だ。

 

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