クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ベートーヴェン
1.ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 作品11「街の歌」(クラリネット版)
2.ピアノ三重奏曲 変ホ長調 作品38(原曲:七重奏曲 変ホ長調 作品20)

アルフレッド・パール(P)
ラルフ・マンノ(Cl)
グイド・シーフェン(Vc)
REC:1995(ARTE NOVA 74321 30491 2 [070909-126KDK]) 

 ベートーヴェンの室内楽曲を聴くのはあまり記憶にない。もとより個人的には管弦楽曲が好きなので室内楽曲や器楽曲などは基本的にあまり聴いてこなかったのでことベートーヴェンの室内楽曲は実に新鮮に聴こえる。

 1曲目の「街の歌」はピアノ三重奏曲とあるけれどクラリネット三重奏曲としたほうがしっくりとくる。クラリネットの代わりにヴァイオリンで演奏されるバージョンもあるようであるがどうやらオリジナルはクラリネット版であるようだ。
 
 この楽曲はベートーヴェンの20代後半にかかれた若書きの楽曲でありベートーヴェンの楽曲にありがちな妙な真面目さや深刻さがそれほどなくて大変聴きやすい。
 
 ニックネームにもあるように第3楽章には当時街で流行していたヨーゼフ・ヴァイグル(1766〜1846)の作曲したオペラ(なんと言うオペラかはわからなかった)の中の楽曲を主題とした変奏曲になっている。今ではほとんど忘れられてしまった作曲家であるヴァイグルの主題がとても軽快で親しみやすい旋律になっていて思わず口ずさみたくなる。

 2曲目の変ホ長調 作品38は七重奏曲変ホ長調作品20の作曲者による編曲版であり作品の規模も大きく充実の一曲である。ベートーヴェンくささという感じが各所で聴くことの出来る重い旋律も聴かれるが全体的には美しく楽しげな雰囲気に包まれていていい音楽である。原曲の七重奏曲も聴いてみたい。

 演奏しているのは先日ブラームスのクラリネット五重奏曲、ソナタで明るい音色とストレートな表現で好感だったラルフ・マンノのクラリネット。このベートーヴェンでも底抜けに明るい音色で魅了する。
 ピアノはブラームスのソナタでマンノとコンビを組んだアルフレッド・パール。地味ではあるが奥行きがあって懐の深いしっとりとしたピアノで明るいマンノのクラリネットを引き立てる。
 チェロはグイド・シーフェン。やはり先日のブラームスの五重奏曲でマンノとパールとそれぞれ共演している。繊細で優雅な音色がまたこの演奏をしっかりと支える事に成功している。

 参考
 マンノ、パール、シェーフェンよるピアノブラームスのクラリネット&ピアノ五重奏曲
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/51103475.html
 
 マンノ、パールによるブラームスのクラリネットソナタ
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/51162333.html

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