クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ベートーヴェン
交響曲第4番変ロ長調作品60

メキシコ州立交響楽団
指揮:エンリケ・バティス
REC:1996

 このベートーヴェンの第4交響曲はなんと言っても第1楽章の序奏の深遠さと主部の颯爽としてテンポ運びの対比が聴き所であり一番重要なところである音楽の要であるといえる。カルロス・クライバーとバイエルン国立管とのライヴ録音が同曲では大変有名である。
 
 その意味ではこのバティスとメキシコのオーケストラの第4交響曲は序奏からしてあまり深くなく、なんとなく演奏してしまっていているのが残念だ。そもそもこのコンビにいわゆるドイツ的な「深みと重み」を期待するのがおかしいのだが。
 
 第1楽章の主部における強烈に熱い演奏を聴かされるとやはりベートーヴェンとは違った別の音楽になっているように思える。古楽系のピリオド楽器の演奏に多いやたら速いテンポ設定であるのだが音色は厚く豪快なので少し聴いていて疲れるかもしれない。
 
 第2楽章には色気はないし、第3楽章の強烈なアクセントに彩られた戦争のような音楽や、終楽章の「厚く」「熱い」演奏にはただただ圧倒されるだけである。

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