クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ベートーヴェン
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」

メキシコ州立交響楽団
指揮:エンリケ・バティス
REC:1996

 この演奏は絶対に「田園交響曲」ではない。「工業地帯交響曲」である。暖かな雰囲気はなくただ、現実的な音の羅列が永遠に続いているのだから。

 第3交響曲のときに感じた「鋭く入り何の余韻も残さずパッと終わる」というニュアンスが「田園交響曲」ではより徹底されていてアクセントの極めて鋭い音楽になっていて大変攻撃的な印象を持つ。管楽器の、本来音色が温かくなる部分でも、野太く、穏やかさのかけらもない。荒野を疾走する暴れ馬か、日々工場の生産ラインに乗る機械を想像してしまう。

 圧巻は「嵐」の部分の第4楽章。これは「嵐」ではない。地球滅亡の天変地異の音楽である。まさに「地獄」ともいうべきか。

 まったく「田園」からは乖離しすぎていて別次元の音楽になっている。バティスという指揮者はいったいなにものなのであろうか?

 この画像のおっさんはおそらくベートーヴェンでしょう。

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