クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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J.S.バッハ

音楽の捧げもの BWV.1079

シュトゥットガルト室内管弦楽団
指揮:カール・ミュンヒンガー
REC:1976(DECA(LONDON) F28L-28079 [070803-250BOMN])


 ミュンヒンガーによるバッハの音楽の捧げもの。この「音楽の捧げもの」は全部で13曲から成っているが曲順や楽器の編成などは一部を除いて明確な指定がない。そのため奏者の任意で曲順や楽器の指定が異なる。なんとも厄介な楽曲である。

 以前にパイヤールの指揮による同曲を聴いたが冒頭の3声のリチェルカーレは(通常はチェンバロによるものが多い、バッハ演奏の大家リヒターもチェンバロであった)フルートの独奏であったのに対しミュンヒンガーは重厚な弦楽合奏ではじまる。

 この段階で、チェンバロでもなくフルートでもない、つまり独奏楽器ではなく、弦楽合奏で始まる点において一種の威厳というか、重厚な雰囲気をもってくる。

 パイヤールの演奏が(3声のトリオに関してフルートが指定されているからこそであろうが)フルートを意識した始まりであり大変お洒落で室内アンサンブル的に始まるのに対しミュンヒンガーは弦楽合奏で入念に始めるあたりはフルオーケストラを意識したように重厚で生真面目な演奏である。

 こういった演奏に関して言えばとフルトヴェングラーの後任に推挙されただけのミュンヒンガーの保守的な音楽性が伝わってくる。

 この楽曲に関して個人的にはパイヤールのフルートをフューチャーしたリチェルカーレに始まる演奏のほうが好みであるがこのただならぬ重厚さは最近ではあまり聴く事も出来まい。それゆえ貴重な演奏であるといえよう。


 参考:ミュンヒンガーのベートーヴェン
    英雄:http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/43891989.html
    第7番:http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/44098019.html

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