クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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J.S.バッハ
CD1
1.管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV.1066 
2.コラール「エホバよ、私はあなたに向かって歌います」BWV.299
3.管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV.1067
CD2
4.管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV.1068 
5.管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV.1069 

モンテヴェルディ合唱団[2]
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ 
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
REC:1983(ERATO WPCS-10803/4[070814-500BOMN])

 オリジナル楽器による演奏の先駆者的な存在で指揮者として最近は風格を増した感のあるガーディナーによる唯一のバッハの管弦楽組曲。

 オリジナル楽器による演奏といっても言うほど先鋭的ではなくスタンダードな演奏といえる。ただ私のようにモダン楽器による演奏に慣れているような人間にとってはこのバッハは軽すぎる感があって違和感を覚える。この軽さはよく言えば「軽快」で「風通しの良い」演奏ということになるだろう。

 第1組曲ではあまり違和感を覚えなかったがフルートをフューチャーした第2組曲の軽さは私の好みに合わなかった。もっと切実であって欲しいし、なんと言ってもここで独奏フルート(正確にはフラウト・トラヴェルソ)を担当しているリザ・ベスノシウクという女流奏者の線があまりに細く主張に乏しいのが残念。これもよく言うならば「弦と良く溶け合った音色」と評価されるのだろうが、あまりに静かすぎる。大好きな「ポロネーズ」もこれでは感動しない。

 第3組曲のトランペットは気品があって堂々としていて素晴らしい。すっきりとした艶のある音色でありながらとても落ち着きのある楽曲に仕上がっている。G線上のアリアで有名な第2曲の「アリア」もやや速めのテンポながらも伸びやかで心に染み渡るいい演奏。

 第4組曲も第3組曲同様祝祭的な気分にさせてくれる。はっきりとした音楽が展開され好感が持てる。

 第1組曲の後に収録されたコラール「エホバよ、私はあなたに向かって歌います」は第1組曲の終曲、パスピエとの関連(ただ単純に旋律が似ているという理由だけらしいが)からここに収録されているようだ。ちなみにこのコラールは「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」に収められている音楽である。
 
 さらに補足するとこのコラールは4声のものと独唱のものの2つのバージョンのものが存在する。ここに収められているのは4声のもの。

 以前にレオンハルトなどの演奏による「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」の音楽を聴いたことがあった。ここではエリー・アメリングによる独唱バージョンのものが収められていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/26818809.html)


 最終的にこのガーディナーによるバッハの管弦楽組曲は第2組曲に関して言えばもっと濃くても良かったのではないかと思うが第1や第3組曲はオリジナル楽器のやや硬いがすっきりとした音色が心地よく聴かれなかなか聴ける。

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