クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ベートーヴェン
1.交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
2.交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」

ザールブリュッケン放送交響楽団
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
REC:2005(OEHMS OC 523)

 勢いのある非常に密度の濃い演奏である。特に「運命」交響曲で聴かれる研ぎ澄まされたアンサンブルの精巧さには感服するしかない。重くならず、スピード感があってすばらしい。疾走するテンポや躍動するリズムのすばらしさは言うまでもないが内声部を強調した立体的な音作りは非常に特徴的で新鮮な音が堪能できる。

 あらゆる意味においてこの演奏は素晴らしい。スクロヴァチェフスキの表現する音楽の素晴らしさを感じる事の出来る演奏である。

 田園交響曲は非常に端整な演奏。ことさら感情を表面に出さないで正確にクリアに演奏されている。その点における(気の抜けたような)物足りなさが残るという批判もあるかもしれないが意識的に感情移入を排した客観的な「田園」になっている。

 淡くも線のはっきりとした水彩画を美術館で眺めているような感覚である。そういった意味においてはこぢんまりとした雰囲気であるかもしれない。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6f/f9/qq473ms9/folder/1007788/img_1007788_52208239_1
 
 スクロヴァチェフスキの運命交響曲はNHK交響楽団とのライヴ録音もある。基本的にはザールブリュッケン放響と同じくベーレンライター版の楽譜を使用しておりコンセプトは同じである。録音のせいもあるかもしれないがNHK響の録音のほうが重厚なサウンドで迫ってくる。切れ味という点ではザールブリュッケン放響のほうがいいけれど、このNHK響とのライヴ録音もなかなかの演奏である。
 
 ちなみにこのNHK響とのCDにはベートーヴェンの大フーガの弦楽合奏版とルトスワフスキの管弦楽のための協奏曲が収められている。

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