クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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オルフ
「カルミナ・ブラーナ」

トーナス・アレン(Br)
ジェラルド・イングリッシュ(T)
シーラ・アームストロング(S)
聖クレメント・デインズ小学校少年合唱団
合唱指揮:アンドリー・クリフォード
ロンドン交響合唱団
合唱指揮:アーサー・オールダム
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
REC:1974(EMI TOCE-7129[080103-250BOMN])

 アンドレ・プレヴィンの指揮によるカール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」。1974年のロンドン交響楽団との録音の盤を聴く。ちなみに、プレヴィンは1993年にも、ウィーン・フィルと同曲を再録音している。
 
 先日、「カルミナ・ブラーナ」をリッカルド・シャイーの指揮する旧西ベルリンのベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)で聴いたが、シャイーの演奏とプレヴィンの演奏は全く異なる。
 
 シャイーの演奏は切れ味のいい爽快な演奏で非常にスマートであったのに対しこのプレヴィンの演奏は土俗的ともいえるようなゴツゴツとした演奏である。それゆえ鬼気迫る凄みのようなものが全編に漲っており、この「カルミナ・ブラーナ」の持つ神秘的、悪魔的、土俗的な旋律とテキストが肌で感じる事の出来る演奏といえる。
 
 シャイーの演奏が秀才型の演奏とすればこのプレヴィンの演奏は鬼才型の演奏といえるかもしれない。
 
 言葉の使い方や発音の仕方に重点を置くことによってこの「カルミナ・ブラーナ」という音楽の深みを別の方向(つまり音楽や演奏という方向とは全く逆の方向)から感じさせてくれる演奏である。この意味において演奏そのものは、ざっくばらんとした雰囲気で緊張感に欠けるという嫌いもある。
 
 「カルミナ・ブラーナ」の重要な側面、土俗的な雰囲気が良く感じられる一枚といえる。あまり評判のいい演奏とはいえないようだが「カルミナ・ブラーナ」の確信に一番近い演奏のように感じる。

 1993年の録音、プレヴィンとウィーン・フィルとの演奏はどのようなものなのか聴いてみたくなる。

参考:シャイー、ベルリン放響によるカルミナ・ブラーナ
   http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/53126175.html

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