クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ラフマニノフ
1.ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 作品1
2.ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
3.ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
4.ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 作品40

ウラディーミル・アシュケナージ(Pf)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
REC:1970,71(LONDON POCL-3840/1[080326-500BOMN])

 ラフマニノフのピアノ協奏曲を聴く。ラフマニノフは全部で4曲の協奏曲を作曲している。この他に独奏ピアノと管弦楽の楽曲に「パガニーニの主題による狂詩曲」がある。これらラフマニノフの一連のピアノと管弦楽のためにかかれた楽曲においてなかでも特に有名なのがハ短調の協奏曲、第2番と「パガニーニ」の狂詩曲であろう。

今日は第1と第2を。演奏しているのはピアノが今となっては指揮者として有名なウラディーミル・アシュケナージとロンドン交響楽団の演奏、アンドレ・プレヴィンの指揮によるものである。ロンドン響/プレヴィンのコンビでは以前に素晴らしいラフマニノフの交響曲を聴かせてくれた。期待が高まる。

 まずは、第1番の協奏曲。これは1890年に作曲された、ラフマニノフが17,8歳のときの作品で若書きの作品である。したがってピアノの独奏部分が非常に劇的で若さのほとばしる楽曲になっている。ただしこの楽曲は1917年に大幅に改訂されていて構成などに大幅な修正が加えられていて内容の充実した作品になっている点も見逃せない。
 
 全曲を通して卓越した技術をこれでもかといわんばかりに前面に押し出した作品でいい意味でも悪い意味でも「若い」作品であるといえる。演奏もやや荒く感じるところもあるけれど、勢いがあって若さがほとばしっている。とにかく熱い演奏だ。

 第2番のピアノ協奏曲はラフマニノフのピアノ協奏曲の中で最も有名な楽曲。古今東西のピアノ協奏曲の中でも有名である。
 
 このピアノ協奏曲第2番は1900年に作曲された作品であるがこの時期のラフマニノフは交響曲第1番の初演の失敗などからうつ病になっていた。ラフマニノフを治療し自信を回復させたのはニコライ・ダールという精神科医である。ダールはラフマニノフに催眠療法を施した。この結果が自信を取り戻したラフマニノフがこの不朽の名作を完成させるのである。まさにラフマニノフの復活を遂げる作品となり彼を代表する作品となった。もちろんこの楽曲はダール医師に捧げられている。
 
 この楽曲の冒頭にピアノによる和音の連続があるのであるがアシュケナージはアルペッジオで演奏している。演奏はややオーケストラと独奏ピアノの間に微妙なずれを感じる。アシュケナージのピアノは若々しくロマンティックで熱情的であるのに対しオーケストラがやや粗野に響くところがあってしっくりこない。オケの音色がざらついてもっと艶やかさを求めたい。ピアノもオケもやりたいことが非常に雰囲気は伝わってくるのだが両者がいまひとつなんとなくしっくりこないのが残念。それだけ難しい楽曲であるということなのだろう。

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