クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ファリャ
1.バレエ音楽「三角帽子」
2.バレエ音楽「恋は魔術師」

コレット・ボーキー(S)[1]
リヒャルト・ヘーニッヒ(Fg)[1]
ユゲット・トゥランジョー(Ms)[2]
モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
REC:1981(LONDON FOOL-23097[080702-250BOMN])

 今日はスペイン近代の作曲家ファリャの代表作であるバレエ音楽2曲を聴く。演奏は一世を風靡したデュトワとモントリオール響のコンビ。

 激しさの中にエレガントさを残す実にしなやかで明るい演奏である。モントリオールはカナダのケベック州の主要都市である。このケベック州はフランス語圏の地域であり独特の文化を持った地域である。それゆえこのモントリオール響の響きはフランスのオーケストラを感じさせる。それは特に管楽器の音色に顕著である。

 バレエ音楽「三角帽子」はロシア・バレエ団の主宰者で稀代の興行師セルゲイ・ディアギレフの依頼で作曲された。冒頭のカスタネットのリズムと妖艶なソプラノの独唱は聴くものを情熱の国スペインへと誘う。1919年にロンドンで初演されたこの「三角帽子」は大成功を収めた。第2部の「粉屋の踊り」「代官の踊り」「終幕の踊り」は特に有名。

 バレエ音楽「恋は魔術師」はファリャの出世作となった作品で1915年に作曲された。初演はあまり評判が良くなかった。フランス留学から帰国したばかりのファリャはドビュッシーなどのフランス印象派の影響を受けた官能的なサウンドと南スペインのアンダルシア地方の民謡や旋律を取り入れた非常に独特な音楽になっており、初演こそは今ひとつであった評判も回を重ねるごとに次第にその評価が高まっていく。

 この「恋は魔術師」に接したディアギレフが「三角帽子」の作曲を依頼したという経緯もある。

 デュトワとモントリオール交響楽団の鮮やかで色彩豊かな音色と切れのあるリズム感で情熱的なリズムと豊かな色彩感に満たされたファリャの名曲の魅力を余すことなく伝えている。

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