マイヤベーヤ(編曲:井川昭彦) 1.歌劇「預言者」〜戴冠式行進曲 モーツァルト(編曲:津堅直弘) 2.歌劇「魔笛」〜夜の女王のアリア スメタナ(編曲:津堅直弘) 3.歌劇「売られた花嫁」〜道化師の踊り プッチーニ(編曲:津堅直弘) 4.歌劇「トスカ」〜歌に生き、愛に生き ボロディン(編曲:津堅直弘) 5.歌劇「イーゴリ公」〜だったん人の踊り プレスティ 6.5本のトランペットのための組曲 ボザ 7.対話(ダイアローグ) トマジ 8.3本のトランペットのための組曲 J.S.バッハ(編曲:津堅直弘) 9.前奏曲とフーガ ニ短調 パッヘルベル(編曲:津堅直弘) 10.カノン 津堅直弘(原曲:モーツァルト) 11.パパゲーノ世界の旅 TRUMPETS 5 津堅直弘(Tp) 飯塚一郎(Tp) 栃本浩規(Tp) 井川昭彦(Tp) 市川和彦(Tp) 白石准(Pf) REC:1990(ALM ALCD-7022[080806-250BOMN]) 我が国におけるトランペットの第一人者といっても過言がないであろう津堅直弘を中心として結成されたトランペット・アンサンブル「TRUMPETS 5」の画期的な演奏が収められている。 前半の5曲は有名な歌劇のナンバーからの編曲。目が飛び出るほどの超絶技巧にため息が出る。モーツァルトの「夜の女王のアリア」などはかなりの高音域を軽快に演奏しているのだから驚く。アンサンブルも完璧である。 さらに驚くのはボロディンの「だったん人の踊り」である。ここまで速いパッセージを難無くこなしてしまうのには鳥肌が立つ。開いた口がふさがらないというのはこういうことをいうのだろう。 収録曲の半ばには3曲のトランペット・アンサンブルのためのオリジナル楽曲が収められている。どれも現代的な響きのする難解な楽曲である。 J.S.バッハのオルガン曲とパッヘルベルのカノンの編曲が続き、最後の「パパゲーノ世界の旅」と題された楽曲が非常に面白かった。 CDにはモーツァルト作曲、津堅直弘編曲とあったがむしろこれはモーツァルト原曲、津堅直弘作曲とした方がいいと思う。 モーツァルトの歌劇「魔笛」からの有名な「パパゲーノのアリア」をパロディにした楽曲で非常に面白い。ジョップリンのピアノラグやヨハン・シュトラウスのワルツ、沖縄の旋律(津堅直弘は沖縄出身!)や「かえるの歌」の旋律がでてきてなんともほほえましく、遊びに満ちていて、それでいてよく出来ている音楽である。 とにかくとてつもない技術である。トランペットを吹く人には是非聴いてもらいたいCDである。素晴らしいし、なんと言っても聴いていて楽しいし面白い。
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