モーツァルト レクイエム ニ短調 K. 626 マグダレーナ・ハヨーショヴァ(S) ヤロスラヴァ・ホルスカ(CA) ヨーゼフ・クンドラーク(T) ペーテル・ミクラーシュ(Bs) ウラディミール・ルソー(Org) スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団 合唱指揮:シュテファン・クリモ スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ズデニェク・コシュラー REC:1985(NAXOS 8.550235[080904-250BOMN]) 毎日ブルックナーも少し疲れてしまうので間にいろいろランダムに聴いていきたい。 ということで今日はチェコの名匠、ズデニェク・コシュラーによるモーツァルトのレクイエムを聴く。 ズデニェク・コシュラーは1928年にプラハで生まれたチェコの名指揮者。同年代に活躍したチェコの指揮者では、ノイマン、クーベリックがいるがこれからというときに急逝してしまったということと、チェコ・フィルと関係を持ちながらも主席指揮者とならなかったことなどから知名度は必ずしも高くない。 演奏スタイルそのものも、その知名度と比例するかのように地味なものである。しかし非常に堅実で実直な演奏に定評があった。1978年には東京都交響楽団の首席客演指揮者となり、毎年のように来日していたようだ。 晩年は民主化したチェコに1993年に新しく設立されたチェコ国立交響楽団の指揮者として活躍を期待されたがまさにこれからというときに急逝してしまった。 さてこのモーツァルトの「レクイエム」はスロヴァキア・フィルを指揮した1985年の録音であるがオーソドックスで癖のない、いたってシンプルな演奏になっている。この普遍さがコシュラーの持ち味であり彼をメジャーな存在にしなかった所以であると思う。 特筆するべきところといえばオルガンがかなり効果的に使われているところや有名なラクリモサの一つ前のコンフターティスのテンポが非常に遅いことだ。 全体としてさっぱりとしたレクイエムになっている。聴きやすいが印象にはあまり残らないともいえる。 スロヴァキア・フィルを振ったドヴォルザークの交響曲全集があるようで評判がいい。この録音は1〜7番までは最近ブリリアント・クラシックから発売されている。肝心の8番9番が同コンビでは見当たらないのが残念。 前述のチェコ国立響との録音もいくつかあるようだ。
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