クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブルックナー
交響曲第5番変ロ長調(ハース版)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロベルト・パーテルノストロ
REC:2001(DOCUMENTS 232766E)

 最近信じられない廉価で発売されたヴュルテンベルク・フィルとオーストリアの指揮者ロベルト・パーテルノストロのコンビによるブルックナー全集が話題を呼んでいる。

 ヴュルテンベルク・フィルといえば2001年より日本人の指揮者、飯森範親が音楽監督を務めて来日もしており日本でもお馴染みのオーケストラである。

 これは、飯森範親の音楽監督就任前の1991〜2001年に同管弦楽団の音楽監督を務めたロベルト・パーテルノストロの指揮によるブルックナーで、1997年から2006年にかけて同管弦楽団の本拠地のあるロイトリンゲンにほど近いヴァインガルテンという街にあるバロック様式の聖堂バシリカにおけるライヴ録音である。

 さてこの第5交響曲は今日からちょうど8年前の2001年6月23日の録音である。正攻法の演奏で教会の残響が印象的である。響きをよく計算した演奏であり、フォルテ(強奏)の後は音が混濁しないように丁寧なピアノ(弱音)で処理をするところなどはエコーのように響き合い実に興味深い。

 第4楽章のコラールの始まる印象的な金管楽器による主題の奏法などは他にない非常にユニークなもので、響きをとても大事にしている事がわかる。指揮者もオーケストラもこの教会の響きを熟知している様子が感じられる。

 一方で弦楽器の音色に深みが感じられず、楽曲後半から集中力を欠いたようなアンサンブルの乱れなども散見される。金管楽器のバランスにも問題がある(ホルンがほとんど聞こえない)が特殊な環境下におけるライヴ録音のやむを得なさであろう。

 ただそういった弱点があるにせよとても幻想的で荘厳なブルックナーをここに感じる事が出来る。

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