ブルックナー 交響曲 第5番 変ロ長調 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 指揮:アイヴォー・ボルトン REC:2004(OEHMS OC364) ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団といえばモーツァルトをはじめとする古典派作品の分野においてそのレパートリーを主に知るところであったが、最近廉価でブルックナーの交響曲がOEHMSレーベルから出ている。
ここで指揮を振っているのは2004年よりザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者を務めているアイヴォー・ボルトン。ボルトンは1958年、イギリスのランカシャー州ブラックロッド生まれ。オペラの分野でも活躍している中堅の指揮者である。 さてここで聴くブルックナーは非常にこじんまりとしたある意味、現代トレンドを象徴するような「エコ」なブルックナーである。オーケストラのサイズも然り、演奏時間やその音楽から与えられるプレッシャーも然り、非常にあっさりとしたさっぱりとしたベジタリアンな演奏である。ダンプカーや戦車のような重量級のブルックナーを期待すると肩透かしにあうこと間違いがない。このブルックナーはまさに軽自動車かエコカーである。 チェリビダッケ/ミュンヘン・フィルの真逆にある、本当に薄味のブルックナーである。そよ風のブルックナー、蒸し暑い日に聴くには最適な演奏である。 |

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