クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブルックナー
交響曲第5番変ロ長調(原典版)

ソヴィエト国立文化省交響楽団
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
REC:1984(BMG BVCX 38009-10)

 旧ソヴィエトのオーケストラはいつもなぜこうも突拍子もないのだろうか?昨日のショルティよりももっともっと個性的で、クナッパーツブッシュのそれに近い。クナに近いというのはクナの演奏と似ていると言うことではなくブルックナーから同じくらい遠い距離感覚にある演奏と言う意味で「近い」。

 指揮者のロジェストヴェンスキーの解釈云々の前にまずサウンドが録音状態を含め、あまりに雑で鑑賞に堪えうるものではないという点が一点。

 この時代を含め旧ソヴィエト時代の録音はキンキンしていてきちんとしたものはあまりないのが実情であると思う。

 ブックレットにもあるが「原典版」と謳っておきながら全く「原典版」ではなく色々手を加えられているらしい。素人耳にもよくわかるのは終楽章のコーダの部分。意味不明のトランペットの音がガンガン聴こえてくる。

 風変わりなブルックナーを好む人にはたまらない一枚である。

 ちなみにこのロジェヴェンの全集はブルックナーについてまわる異稿などを網羅した一大全集を企図して録音された全集である。今日の一枚はその中の一枚。

 残念ながら現在はこの全集は廃盤になっているらしい。中途半端に持っているので、中古屋周りで不足のものをゲットしたい。ブルックナーの演奏としてはろくでもない演奏なのだが気になって仕方ない。その意味で魅力ある全集である。

 この第5交響曲の終楽章の荒くれようを一度でも聴いてしまうと、(今日、某有名人が麻薬で捕まったが)まさに麻薬的な効果を発揮するやばい演奏である。駄目だと思いつつも思わず何回でも聴いてみたくなるそんな演奏である。あらゆる意味でぶっ飛んだ演奏である。

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