クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブルックナー
交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版)

リンツ・ブルックナー管弦楽団
指揮:クルト・アイヒホルン
REC:1994(CAMERATA CMSE-438[080823-4998DUK])

 ブルックナーの交響曲において比較的地味な存在である第6交響曲であるが牧歌的で平明でわかりやすい(その意味においてしばしばブルックナー的でないと言われる)楽曲である。第1楽章の第一主題がどこか中東風な、エスニックな匂いがすると感じるのは私だけであろうか?それだけ特徴的な楽曲である。
 
 アイヒホルン、リンツ・ブルックナー管の演奏は実に堂々としていて神々しいほどの輝きをもっている。本当に素晴らしい。
 
 何しろリズムがしっかりとした強靭なものであるから重厚なサウンドがそれほど重く感じない。濃密でありながらも美しい音楽が展開されている。
 
 第2楽章の美しさも特筆に価する。中ごろ(8分くらいから)でやや集中力をきたす部分がないわけでもなくこの部分は残念である。
 
 第3楽章のスケルツォ楽章はそれほどエッジが立った演奏にはなっていないので柔らかで優しい雰囲気である。その意味においてはリズムがややあまくなっている雰囲気がある。
 
 第4楽章は堂々としていながらも実にしなやかで第6交響曲の持つ優しい牧歌的な雰囲気が全面に感じられ好感が持てる。一方でこの第6交響曲の第4楽章の緩徐部分に聴かれる特徴的なやや複雑な和音の処理が曖昧に感じられる部分があり残念。もっと入念な処理を施してもらいたかったところである。
 
 全体的には柔和で優しく美しい第6交響曲の特徴がよく感じられる素晴らしい演奏であるといえる。

 画像は分売によるジャケットのもの。


参考
アイヒホルン/リンツ・ブルックナー管によるブルックナーの第5交響曲
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/58956068.html

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