クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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マーラー
交響曲 第5番 嬰ハ短調

モスクワ放送交響楽団
指揮:ウラディミール・フェドセーエフ
REC:2000(RELEF CR 991070[081223-662DUK])
 さて今日はブルックナーと同じく交響曲の大家、マーラーの第5交響曲を聴く。

 以前にたくさんの同曲を聴き比べたことがあったが今日はそこには含まれなかった一枚を聴く。
 
 このCDはジャケットのクールなデザインに惹かれ思わずジャケ買いをしたもの。私のコレクションの中でジャケットが最も美しかったのが「アンサンブル・オーケストラル・ドゥ・パリによるベートーヴェン交響曲全集」である。このマーラーのジャケットはそれに次ぐものである。

 無機的な壁に囲まれた向こう側から差し込む光が非常に印象的なジャケットである。共産主義一党独裁政治から解放されるような印象を受ける。
 
 演奏はモスクワ放送交響楽団、指揮はウラディミール・フェドセーエフである。旧ソ連のオーケストラだけあって厚ぼったく粗野な感じをイメージしていたがシャープで切れ味のいい演奏である。2000年のライブ録音ということであるが録音状態もよく旧ソ連の粗悪な録音とは一線を画する優秀な録音である(後述するが第4,5楽章のノイズはいただけない)。
 
 サウンドはやや硬めで一気に駆け抜けるような爽快感のある演奏である。第1楽章や第2楽章はこのようなスタイルでも許せる気がするが、第3楽章はややテンポが遅くなりリズムも停滞気味。牧歌的な雰囲気は不自然で無骨な感じがしてしまう。レントラー風の舞曲を壊れたロボットが滑稽に踊っているようで思わず笑ってしまうような感じだ。
 
 第4楽章のアダージェットでは録音に起因するであろう電気的なノイズが非常に気になる。演奏に関してもサウンドに深みがなく硬い。洗練されたシャープさが強調された感じを受けるが心に訴えかけるような何かが欲しい。
 
 終楽章でも引き続き所々で聞かれるノイズが気になる。演奏はテンポが鈍重で胃もたれがしてくる感じ。しかしフィナーレに近づくにつれてテンポも快速となりリズムも締まってきてぐっと心に迫るいい演奏を聴かせてくれる。

参考:
マーラー第5交響曲聴き比べ
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/23302415.html
アンサンブル・オーケストラル・ドゥ・パリによるベートーヴェン交響曲全集
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/48493032.html

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