クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブルックナー
交響曲 第6番 イ長調(原典版)

ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)
指揮:オイゲン・ヨッフム
REC:1978(EMI 5 73905 2)

 オイゲン・ヨッフム。チェリビダッケが独特の世界観をもっていたとするならばこの人は徹底したリアリストであったと思う。前回、第5交響曲を聴いたときも感じたのであるが「ヴァントやスクロヴァチェフスキの流れの源流」とも据えることのできそうな、愚直とも思える直線的で具体的な「純音楽」としてのイディオムが徹底して「とうとう」と流れ感じられるのだ。

 ある意味、トスカニーニなどに感じられる「即物主義的音楽」を髣髴とさせる。特に第2楽章を聴けば一目(耳?)瞭然であるだろう。そこには徹底した現実を積み重ねていく事によってのみ体現される、ある意味において非常に説得力のある音楽が存在していくのだ。この手法はチェリビダッケで感じられた神々しいほどの哲学的な演奏とは完全に一線を画する。

 感動というよりは感心させられ納得させられる。これこそヴァントやスクロヴァチェフスキと同じ系譜に立つと思う証左であると感ずる。

 どこまでも厳格で流されない鉄の意志を感ずる「剛演」である。

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