ブルックナー 交響曲 第6番 イ長調(原典版) ベルリン放送交響楽団 指揮:ハインツ・レークナー REC:1980(DS TKCC-30617) 旧東独を代表する指揮者、ハインツ・レークナー。決して派手な存在ではないが特徴のある音楽を作る指揮者である。 今日聴くブルックナーの第6交響曲はサウンドが澄み渡っており非常に明快な音楽に仕上がっている。総じて速いテンポでさっぱりと進められるが、そこで奏でられる音楽全てが明晰で意味深くバランス感覚に鋭い感性をもった指揮者であるといえる。 第5交響曲を聴いた時はなんだかあまりにも忙しすぎる嫌いがあったが第6交響曲ではこのあっさりとした感じが非常に良く作用しているように感じる。要するにあっさりとしていながら意味深いのである。音楽に深みがあり説得力がある。 チェリビダッケの遅いテンポとは全く異なる。またスクロヴァチェフスキやヴァントほど厳しくない。アイヒホルンほど田舎臭くない。かといってラッセルほど都会的でもない。むしろティントナーに感じられた流線型の自然な音楽の流れに近いものがある。 第6番においては一番に挙げてもいい演奏である。 レークナーのグルックナーは第4〜第9まであるようだ。全て聴いてみたい。 |

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