ギルバート&サリヴァン 歌劇「ペイシェンス」 John Shaw (Br:Colonel Calverley) Trevor Anthony (Bs:Major Murgatroyd) Alexander Young(T:Lieutenant the Duke of Dunstable) George Baker(Br:Reginald Bunthorne) John Cameron(Br:Archiald Grosvenor) Marjorie Thomas(CA:Angela) Monica Sinclair(CA:Jane) Elizabeth Harwood(S:Saphir) Heather Harper(S:Ella) Elsie Morison(S:Patience) グラインドボーン祝祭合唱団 合唱指揮:Peter Gellhorn プロ・アルテ管弦楽団 指揮:サー・マルコム・サージェント REC:1962(HMV HMVD 5 73678 2[080605-500BOMN]) 今日はギルバート&サリヴァンのコンビによる歌劇の全曲を聴く。先日は序曲を聴いたわけだがこの序曲のすべてをサリヴァンが作曲したわけではなく、その中の半分くらいはサリヴァンの弟子などがオペラの楽曲を編曲したものが多く含まれていたようだ。ちなみに今日聴く歌劇「ペイシェンス」における序曲もサリヴァンのアシスタントであるユージン・ダルベールという人がサリヴァンのスケッチをもとに作曲して完成させたものである。 さて今日聴く「ペイシェンス」というオペラの全曲版はギルバート&サリヴァンの第6作目となる作品で計578回のロングランを記録したといわれるヒット作である。ギルバート&サリヴァンの音楽と劇の神髄を知ることが出来る。 オペラの内容についてはよくわからなかったが楽曲は非常に生き生きしていて面白い。 先日感じたように、ヨハン・シュトラウスやレハールなどの喜歌劇を髣髴とさせる一方でさらに親しみやすいナンバーにあふれている。独唱というよりも合唱で歌われる楽曲が多いように感じる。独唱、合唱ともそのすべてが非常に美しくわかりやすく、なにより楽しい。 その意味においては、「サウンド・オブ・ミュージック」やディズニーの映画音楽などに通ずる気がする。 サージェントのタクトは非常に冴えている。ややともすれば軽いコミック音楽で終わってしまうこの音楽を他のオペラ同様に上質な音楽で品を保つ事に成功している。それゆえ安心してこれらサリヴァンの音楽に身をゆだねる事が出来るのであろう。上質で気品あふれる演奏でこの音楽の素晴らしさを余すことなく伝える事に成功している。 私は先日の序曲集と今日の「ペイシェンス」の全曲版でギルバート&サリヴァンをはじめて知ったわけであるが、どうなのだろうか?現在でもよく上演されているのだろうか?こういう音楽がもっともっと上演されればいいのになと思った。 |

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