クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ドヴォルザーク
1.交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
スメタナ
2.交響詩「モルダウ」

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
REC:1985(DG 439 009-2[080625-500BOMN]) 

 カランによる「新世界」録音は実に6種類ある。この1985年の録音は最後のものである。他の5種類がすべてベルリン・フィルとの演奏であったのに対しこの録音はウィーン・フィルとの物である。

 晩年のカラヤンの録音にはリズムが緩慢になっていてやや精彩を欠くものが多いがこの「新世界」もいまひとつ流れが悪く、ストレスのたまる演奏になっている。

 部分部分における音楽については「さすがはウィーン・フィルと思う」素晴らしい音色を聴くことができるのであるが強奏部の金管楽器の混濁した粗野な音には思わず閉口したくなる。唯一、第2楽章は絶品である。艶やかで美しい音色がゆったりと奏でられていく。

 併録されているスメタナの「モルダウ」もカラヤンは5回録音している。この演奏も5回目、最後の録音である。たっぷりと歌い上げられる有名な旋律が印象的である。

 「新世界」にしても「モルダウ」にしても音楽の流れという意味においてややぎこちなさが目立ち人工的な雰囲気が強すぎてしっくりとこなかった。

 この2曲には自然な音楽の流れや素朴な雰囲気のサウンドが似合うのではないかと思う。

 決して悪い演奏ではないのであるが、何か、大切な何かが抜け落ちてしまっている感じがしてならない。

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