ウェーバー 1.歌劇「アブ・ハッサン」 2.交響曲第1番ハ長調 イェルク・デルミュラー(T:アブ・ハッサン) ヨハンナ・ストイコヴィッチ(S:ファティーメ) フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs:オマール) ヴォルフガング・フォルツ(ナレーター:カリフ) Chor Werk Ruhr 合唱指揮:Frieder Bernius カペラ・コロニエンシス 指揮:ブルーノ・ヴァイル REC:2002(DHM 05472 77979 2[080612-500BOMN]) 今日はウェーバーの歌劇「アブ・ハッサン」を聴く。以前にシュターツカペレ・ドレスデンの演奏とレーグナーの指揮で聴いたことがあるが、今日聴くのはカペラ・コロニエンシスというドイツのケルンを拠点に活動する古楽器オーケストラである。1954年に設立されたということであるからそれなりに老舗の団体といえよう。 私はこのウェーバーのオペラではじめて同オーケストラの存在に気づいたくらいであるので録音はあまり多いとはいえないのかもしれない。ちなみにこのCDがカペラ・コロニエンシスの代表的な録音であるらしい。 カペラ・コロニエンシスの演奏は前回聴いたシュターツカペレ・ドレスデンの演奏とは趣を異にしており古楽器演奏特有の非常にすっきりとした爽やかな印象を受ける。指揮を担当しているのはドイツの中堅指揮者、ブルーノ・ヴァイル。劇場での経験が長いようで歌手の伸びやかな歌を聴くにつけてある一定の説得力がある。 ただ、楽器の演奏は古楽器、歌は完全にそういった古楽器伴奏を無視して歌われている感があり、歌と伴奏のミスマッチがどうもいただけない。歌手も古楽器風な歌い方(それがどんな歌い方なのかはよくわからないが)、例えばノン・ヴィヴラートとかそういう感じを統一してもらえるともっと全体的に締まった感じが出たかもしれない。 併録されている交響曲第1番は初めて聴く楽曲である。ウェーバーは若いときに2つの交響曲を残している。2つの交響曲とも1807年、ウェーバー21歳のときに書かれている。ハイドンやシューベルト初期の交響曲の系譜にある感じの楽曲である。 ここではカペラ・コロニエンシスのシャープなサウンドが炸裂し音楽がドラマティックに展開されていく。なかなか聴き応えのある音楽であり演奏である。 |

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