クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

今日のCD(購入履歴&少し聴き)

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J.S.バッハ
 1.トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
 2.コラール「目覚めと呼ぶ声あり」BWV645
 3.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
 4.幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
 5.コラール「来たれ異教徒の救い主よ」 BWV659
 6.トッカータとフーガ ニ短調 BWV538「ドリア調」
 7.パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
 8.コラール「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639
 9.コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」BWV731
10.フーガ ト短調 BWV578「小フーガ」

 ヴォルフガング・リュプサム(Org)
 REC:1977(PHILIPS PHCP-6026[080610-250BOMN])

 ヴォルフガング・リュプサムは1946年生まれのドイツのオルガニストである。はじめはピアノを学んでいたが後にオルガンに転向した。有名な盲目のオルガニストヘルムート・ヴァルヒャやマリー=クレール・アランに師事をする。いわば正統的なオルガニストの系譜にあるといっていいだろう。

 その演奏は決して派手ではないがその堅実な演奏は聴く人間にしっかりと語りかけてくるようである。しっとりと優しくそれでいてしっかりとした演奏には非常に好感が持てる。そんなスタイルが面白みにかけるという反作用を生むことにもなるかもしれないがここでは模範的なバッハのオルガン楽曲が聴くことが出来る。
 
 特に有名な「トッカータとフーガ ニ短調」や「小フーガ」などは信じられないほどあっさりとしたもので特に「少フーガ」のあっさり加減には唖然とするものがあった。スタイリッシュで現代的なバッハがここにはある。
 
 ヴァルヒャほど堅苦しくなくアランほど優しくない。タッチはあっさりしていて表現に関しては中庸である。それでいてある程度しっかりとした演奏を聴かせてくれる。
 
 それゆえどこか物足りなさがあるがこれこそリュプサムの神髄なのであろう。ヴァルヒャとアランのスタイルが同時に見え隠れする。
 
 演奏は別としてもここではバッハのオルガン楽曲が10曲収録されている。どれも非常に有名な楽曲ばかりで非常に楽しめるCDである。

 
参考
マリー=クレール・アラン:バッハ・オルガン名曲集
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/44777132.html

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ウェーバー
歌劇「アブ・ハッサン」

ペーター・シュライアー(T:アブ・ハッサン)
インゲボルク・ハルシュタイン(S:ファーティーメ)
テーオ・アーダム(Bs:オーマール)

ジークフリート・ゲーラー(語り:サルタン)
クルト・カハリッキ(語り:アブ・ハッサン)
ゲルト・ビーヴァー(語り:オーマール)
アウグスト・ヒュッテン(語り:メスルール
ドロテーア・ガーリン(語り:ツェールムート)

ドレスデン国立歌劇場合唱団
合唱指揮:ゲルハルト・ヴェストナー
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)
指揮:ハインツ・レーグナー
REC:1971(DENON  COCO7568[080605-500BOMN])

 ドイツ・オペラの父とも言われるウェーバーの作曲による珍しいオペラ作品を聴く。ウェーバーの5作目に当たる、一幕もののジングシュピールである。
 
 このCDには全曲が収められているがその半数が台詞の場面である。歌劇というより劇音楽といったほうがいいかもしれない。題名からも推して知ることが出来るかもしれないがこの「アブ・ハッサン」というオペラは「アラビアン・ナイト」にその題材を求めており当時ヨーロッパで流行していた「トルコ物」と呼ばれるジャンルのものである。そのためか、全体的にも部分的にもモーツァルトの「後宮からの誘拐」に似通っている感じもある。
 
 ウェーバーの作品とは思えないくらい楽しく軽めのオペラなので内容云々をあまり考えなくとも十分楽しめる。
 
 ペーター・シュライアーやインゲボルク・ハルシュタインの歌唱は素晴らしい。明るい歌声と落ち着きのある雰囲気に非常に癒される。わくわくとするような感じはないけれどしっとりとした感じがたまらなくいい。
 
 シュターツカペレ・ドレスデンや同合唱団も艶やかな音色と歌声でレーグナーの指揮にも安定感がある。溌剌とした感の性格を持ったこのオペラを落ち着いてきっちりとそれでいて美しく艶かしく演奏されていて、最高の演奏であると思う。

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アサー・サリヴァン
交響曲「アイリッシュ」
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・グローヴス
REC:1968(HMV HMVD 5 73678 2[080605-500BOMN])

 この交響曲「アイリッシュ」は先日聴いた歌劇「ペイシェンス」の余白に収められていた。1866年にサリヴァン自らの指揮によって初演されている。20歳代の若書きの作品であり非常に若々しく瑞々しい意欲的な作品であるといえよう。ちなみに「アイリッシュ」というサブ・タイトルは作曲者の死後につけられたものであるらしい。

 サリヴァンは1842年生まれであるからちょうどチャイコフスキー(1840年生まれ)やドヴォルザーク(1841年生まれ)グリーグ(1843年生まれ)リムスキー・コルサコフ(1844年生まれ)など民族主義的な思想に立脚して数多くの名曲を残した大家と同世代である事がわかる。
 
 この交響曲「アイリッシュ」もそういった系譜に数える事のできる名曲である。サリヴァンのオペラだけ聴いていたのでは全く想像できないきっちりとした純粋な音楽作品となっている。所々でチャイコフスキーやドヴォルザーク、シューベルトを思わせるような雰囲気を感じるが、要所で奏でられる旋律はいかにもサリヴァンらしい純朴ながらもウィットに富んだ非常に耳に馴染みがいいものである。
 
 特に第4楽章で度々聴かれる旋律が有名なリパブリック賛歌を思わせなんとも仄かな郷愁を抱かせるし、第3楽章冒頭のオーボエのエキゾチックな旋律も非常に新鮮な旋律である。
 
 サリヴァンの意外な横顔を発見できる佳曲である。

 演奏はグローヴスの指揮によるロイヤル・リヴァプール・フィル。しなやかでマイルドなサウンドと歌心にあふれた演奏には好感が持てる。録音は1968年という事であるがそれほど古さは感じない。もしも機会があれば別の演奏でも聴いてみたいと思う。


 参考
 ギルバート&サリヴァン:歌劇「ペイシェンス」全曲
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/57674556.html

 サージェントによるギルバート&サリヴァンのコミック・オペラ序曲集
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/57559761.html

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ギルバート&サリヴァン
歌劇「ペイシェンス」

John Shaw (Br:Colonel Calverley)
Trevor Anthony (Bs:Major Murgatroyd)
Alexander Young(T:Lieutenant the Duke of Dunstable)
George Baker(Br:Reginald Bunthorne)
John Cameron(Br:Archiald Grosvenor)
Marjorie Thomas(CA:Angela)
Monica Sinclair(CA:Jane)
Elizabeth Harwood(S:Saphir)
Heather Harper(S:Ella)
Elsie Morison(S:Patience)

グラインドボーン祝祭合唱団
合唱指揮:Peter Gellhorn
プロ・アルテ管弦楽団
指揮:サー・マルコム・サージェント
REC:1962(HMV HMVD 5 73678 2[080605-500BOMN])

 今日はギルバート&サリヴァンのコンビによる歌劇の全曲を聴く。先日は序曲を聴いたわけだがこの序曲のすべてをサリヴァンが作曲したわけではなく、その中の半分くらいはサリヴァンの弟子などがオペラの楽曲を編曲したものが多く含まれていたようだ。ちなみに今日聴く歌劇「ペイシェンス」における序曲もサリヴァンのアシスタントであるユージン・ダルベールという人がサリヴァンのスケッチをもとに作曲して完成させたものである。
 
 さて今日聴く「ペイシェンス」というオペラの全曲版はギルバート&サリヴァンの第6作目となる作品で計578回のロングランを記録したといわれるヒット作である。ギルバート&サリヴァンの音楽と劇の神髄を知ることが出来る。
 
 オペラの内容についてはよくわからなかったが楽曲は非常に生き生きしていて面白い。
 
 先日感じたように、ヨハン・シュトラウスやレハールなどの喜歌劇を髣髴とさせる一方でさらに親しみやすいナンバーにあふれている。独唱というよりも合唱で歌われる楽曲が多いように感じる。独唱、合唱ともそのすべてが非常に美しくわかりやすく、なにより楽しい。
 
 その意味においては、「サウンド・オブ・ミュージック」やディズニーの映画音楽などに通ずる気がする。
 
 サージェントのタクトは非常に冴えている。ややともすれば軽いコミック音楽で終わってしまうこの音楽を他のオペラ同様に上質な音楽で品を保つ事に成功している。それゆえ安心してこれらサリヴァンの音楽に身をゆだねる事が出来るのであろう。上質で気品あふれる演奏でこの音楽の素晴らしさを余すことなく伝える事に成功している。
 
 私は先日の序曲集と今日の「ペイシェンス」の全曲版でギルバート&サリヴァンをはじめて知ったわけであるが、どうなのだろうか?現在でもよく上演されているのだろうか?こういう音楽がもっともっと上演されればいいのになと思った。

 参考
 サージェントによるギルバート&サリヴァンのコミック・オペラ序曲集
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/57559761.html

 シンシナティ・ポップス管、カンゼルによる「サウンド・オブ・ミュージック」
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/56458325.html

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アーサー・サリヴァン
 1.「ミカド」序曲 
 2.「魔法使い」序曲 
 3.「ゴンドラの漕ぎ手」序曲 
 4.「ペンザンスの海賊」序曲 
 5.「軍艦ピナフォア」序曲 
 6.「コックスとボックス」序曲 
 7.「王女アイダ」序曲 
 8.「近衛騎兵隊」序曲 
 9.「ラッディゴア」序曲 
10.「アイオランシ」序曲 
11.「ペイシェンス」序曲 

プロ・アルテ管弦楽団 
指揮:サー・マルコム・サージェント
REC:1956〜62(EMI TOCE-13407[080605-500BOMN])

 19世紀後半のイギリス音楽界において最も成功したミュージカル音楽の元祖コミック・オペラ。その代名詞とも言える脚本家ギルバートと作曲家サリヴァンのコミック・オペラは大成功を収めた。彼らの舞台を公演するために作られたサヴォイ劇場でその多くが公演され聴衆の心を捉えた。イギリス版のヨハン・シュトラウスといった趣を感じる。

 ここではギルバート&サリヴァンのコミック・オペラの序曲を11曲収めている。演奏しているのは先日シベリウスの管弦楽曲を紹介した時のイギリスの指揮者サー・マルコム・サージュエント。一般向けの音楽に対してその音楽水準を下げることなくその魅力を余すなく伝えた事は彼の功績のひとつとたたえてよいだろう。具体的な例として音楽監督を務めた、今やイギリスの夏の風物詩となりつつある音楽祭「プロムス」である。

 音楽的な魅力としてはどうだろうか?ヨハン・シュトラウスより深みに欠けるもののそのわかりやすく明朗な旋律の数々は聴いている人々の心を現在も捉えてやまない事に間違いはない。


参考
サージェントのシベリウス
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/57226613.html

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