スメタナ 1.ポルカ 変ホ長調「ピルゼンの思い出」 バイヤー 2.バレエ「人形の妖精」前奏曲 アディンセル 3.ワルソー・コンチェルト クライスラー 4.愛の喜び(管弦楽伴奏版) ブラームス 5.ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15〜第3楽章 ショパン 6.練習曲 作品10-12「革命」 チャイコフスキー 7.「イタリア奇想曲」 (演奏者、録音年代、全て不明 PILZ 44 9289-2[080324-250BOMN]) ロマンティック・フェスティヴァルと題された劣悪、紛い物の百貨店的な悪名高きPILZレーベルの2枚組の一枚。 演奏者のクレジットが非常にいいかげんに表記されているが信憑性にかけるのでここでは無視をする事にする。 中でも耳を引いたのはバイヤー(クレジットにはバイエル作曲となっているがバイヤーの間違いだと思う)のバレエ「人形の妖精」の前奏曲である。演奏者は不明である(最もここではナヌットの指揮、リュブリャナ放響のクレジットがあるが信憑性にかける)が録音状況も良くなかなか聴き応えもある。 続くアディンセルの「ワルソー・コンチェルト」は録音はやや古く演奏も良いとはいえないが珍しい知る人ぞ知る名曲に期せずして出会えたことにまず感謝である。 この楽曲はリチャード・アディンセル(1904−1977)というイギリスの作曲家が映画「危険な月の光」(1941)のために作曲した音楽。映画制作者の依頼でラフマニノフのピアノ協奏曲のようなイメージで作られた楽曲である。録音がもっとよければ雰囲気もあったのであろうが「わざとらしく」聴こえてしまって少し残念。 クライスラーの「愛の喜び」は言わずもがなの名曲。ピアノ伴奏で聴くのが一般的であるがここでは管弦楽伴奏で聴くことが出来る。録音状態は良くないしヴァイオリン独奏にも色気と力を感じない。 冒頭のスメタナの「ピルゼンの思い出」のピアノは表現力も豊かで演奏に力があって素晴らしい。録音も優秀。逆にショパンの「革命」は録音演奏とも非常に残念。 ブラームスのピアノ・コンチェルトは心に迫る迫真の演奏。それでいて優雅で高貴な一面もうかがわせる名演である。 チャイコフスキーの管弦楽の名曲「イタリア奇想曲」の演奏は非常に淡白であっさりとした演奏であ る。 いずれにしても演奏者はよくわからないのでなんとも言えない部分があるが、サウンド等から個人的な推測から言うとスロヴァキアや旧ユーゴスラヴィア(リュブリャナ放響も含め)のオーケストラや演奏家の手によるものではないかと思う。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー






