クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

今日のCD(購入履歴&少し聴き)

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ブラームス
1.セレナード 第2番 イ長調 作品16
2.交響曲 第3番 ヘ長調 作品90

ロンドン交響楽団
指揮:ベルナルド・ハイティンク
REC:2003[1],2004[2](LSO LIVE  LSO 0045[081223-315DUK])

 ベルナルト・ハイティンクという指揮者に関して思うことは非常に純粋な演奏をする指揮者であるという印象が深い。いわゆる正統な指揮者と言われる系列にある巨匠である。

 しかしドイツ系の指揮者と異なりかなり淡白ですっきりとした演奏をする人だという印象があった。1990年代に録音したブルックナーの第8交響曲がすこぶるいい評判を得ていたようだが独襖音楽に精通した名指揮者である。

 ハイティンクはブラームスの交響曲と管弦楽曲などを3度録音している。

 最初は1970年〜1973年にかけてのアムステルダム・コンセルトヘボウ管との録音、2度目は1990年〜19994年にかけてのボストン交響楽団との録音である。

 今日聴いた第3交響曲は3度目の録音(ライヴ録音)となるロンドン交響楽団とのものである。このブラームス・チクルスは、2003年〜2004年にかけてライヴ録音された。

 サウンドはさらさらしていてさっぱりとした印象である。機能的でフレキシブルなロンドン響の颯爽とした雰囲気がまっすぐな虚飾のないハイティンクの指揮と相まってこれ以上にない純粋性を保っているように思う。熱くなりそうでいて冷静なサウンド。速くなりそうでしっかりとした足取り。
 
 実に大人の演奏である。物足りなさがあるように感じるがこの物足りなさこそがジェントルマンなのかもしれない。
 
 併録されているセレナード第2番はブラームスが26歳のときに作曲された。若々しく清清しい音楽である。モーツァルトやハイドンを髣髴とさせる全体像の中にいかにもブラームスらしい若干の憂いを帯びた旋律が顔をのぞかせるところなどはふと心をくすぐられる。
 
 ハイティンクとロンドン響のすっきりとした端整なサウンドはこの楽曲に誠にマッチしている。

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チュークスベリー修道院のクリスマス・キャロル

 1.まきびと羊を
  2.ガブリエルのお告げ
  3.やさしいやさしい処女の歌
  4.羊飼いの見守るうちに
  5.子守歌(ポーランド古謡)
  6.セント・デイ村のキャロル
  7.羊飼いの子守歌
  8.久しく待ちにし
  9.ひいらぎとつたは
10.聖家族たちへの羊飼いたちの別れ
11.ノエル、眠りから目覚め
12.天よりの真理
13.み空をはせゆくみ使いたちよ
14.なんとかぐわしきこの香り
15.アダムのときより結ばれし
16.星をめざして
17.私はひとりの乙女を見た
18.ウェンセスラスはよい王様
19.ああ、ベツレヘムよ
20.世のひと忘るな

チュークスベリー修道院合唱団
指揮:アンドリュー・サケット
REC:1994(NAXOS 8.553077[081231-250BOTP])

 あっという間に今年のクリスマスも過ぎてしまった。

 我が家の小さな子供たちの愛らしい笑顔とおしゃべりに包まれた、なんとも騒がしいクリスマス。女房の手作りの料理で祝った。ああ、きっと幸せというのはこの瞬間のことなのだろうと思いながら、こんな音楽をBGMに流した。

 以前に聴いたクリスマスの音楽で名前を知ったジョン・ラッターの編曲した楽曲、6曲目の「セント・デイ村のキャロル」は特に愛らしくて印象に残る。

 誰もが知っている1曲目「まきびと羊を」、13曲目「み空をはせゆくみ使いたちよ」の旋律は思わず口ずさみたくなる。

 10曲目の「聖家族たちへの羊飼いたちの別れ」はベルリオーズの作品。優しくも重厚な作品である。
 
 12曲目の「天よりの真理」はイギリス音楽の大御所、ヴォーン・ウィリアムズの編曲。こちらも聴き応えがある。
 
 英国のチュークスベリー修道院合唱団による、素朴でありながらも美しく温かな合唱を聴かせてくれる。

 この時期の期間限定かもしれないが、心が温まる一枚である。


 参考

 クリスマス・アルバム
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/51852503.html

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ベートーヴェン
1.劇音楽「エグモント」作品84 〜 序曲
2.ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
3.交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」

エミール・ギレリス(Pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョージ・セル
REC:1969(ORFEO C 484 981 B[081223-441DUK])

 1969年のザルツブルク音楽祭でのライブ録音。

 ジョージ・セルの鋼のような正確無比で直線的な指揮が実演に際して燃えに燃えてウィーン・フィルが咆えに咆えている、凄まじい演奏である。
 
 この録音は人気があるらしくすこぶる評判がいい。録音はステレオ録音であるが生々しい。所々で強奏になると音が潰れてしまっているが勢いの凄まじさがひしひしと伝わってくる。
 
 冒頭のエグモント序曲からして尋常でない熱気に満ちており、運命交響曲ではライブならではの白熱の爆演である。凄まじいの一言。本当にこれがあの上品なウィーン・フィルなのであろうか?と思ってしまう。

 冷徹でありながらここでは完全に吹っ切れているセルの指揮はよっぽどすごかったに違いない。これほど熱い「運命」交響曲はそうないであろう。
 
 旧ソ連のピアニスト、ギレリスをソリストに迎えてのピアノ・コンチェルト第3番も鋼鉄、豪腕な演奏である。
 
 この演奏はやはりすごい。鋼のように硬質な演奏でありながらその鋼が燃えながら凄まじい勢いで突っ走っていくのだ。このエネルギーは信じられないほどのものである。ライブならではであるだろうが、燃えまくる巨匠セルが名門ウィーン・フィルを乱れるほどに本気で熱くした歴史的なドキュメントといえる。

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マーラー
交響曲 第5番 嬰ハ短調

モスクワ放送交響楽団
指揮:ウラディミール・フェドセーエフ
REC:2000(RELEF CR 991070[081223-662DUK])
 さて今日はブルックナーと同じく交響曲の大家、マーラーの第5交響曲を聴く。

 以前にたくさんの同曲を聴き比べたことがあったが今日はそこには含まれなかった一枚を聴く。
 
 このCDはジャケットのクールなデザインに惹かれ思わずジャケ買いをしたもの。私のコレクションの中でジャケットが最も美しかったのが「アンサンブル・オーケストラル・ドゥ・パリによるベートーヴェン交響曲全集」である。このマーラーのジャケットはそれに次ぐものである。

 無機的な壁に囲まれた向こう側から差し込む光が非常に印象的なジャケットである。共産主義一党独裁政治から解放されるような印象を受ける。
 
 演奏はモスクワ放送交響楽団、指揮はウラディミール・フェドセーエフである。旧ソ連のオーケストラだけあって厚ぼったく粗野な感じをイメージしていたがシャープで切れ味のいい演奏である。2000年のライブ録音ということであるが録音状態もよく旧ソ連の粗悪な録音とは一線を画する優秀な録音である(後述するが第4,5楽章のノイズはいただけない)。
 
 サウンドはやや硬めで一気に駆け抜けるような爽快感のある演奏である。第1楽章や第2楽章はこのようなスタイルでも許せる気がするが、第3楽章はややテンポが遅くなりリズムも停滞気味。牧歌的な雰囲気は不自然で無骨な感じがしてしまう。レントラー風の舞曲を壊れたロボットが滑稽に踊っているようで思わず笑ってしまうような感じだ。
 
 第4楽章のアダージェットでは録音に起因するであろう電気的なノイズが非常に気になる。演奏に関してもサウンドに深みがなく硬い。洗練されたシャープさが強調された感じを受けるが心に訴えかけるような何かが欲しい。
 
 終楽章でも引き続き所々で聞かれるノイズが気になる。演奏はテンポが鈍重で胃もたれがしてくる感じ。しかしフィナーレに近づくにつれてテンポも快速となりリズムも締まってきてぐっと心に迫るいい演奏を聴かせてくれる。

参考:
マーラー第5交響曲聴き比べ
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/23302415.html
アンサンブル・オーケストラル・ドゥ・パリによるベートーヴェン交響曲全集
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/48493032.html

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マルク・モネ
1. Patatras! (1984)
2. Chant (1984)
3. Rigodon (1985)
4. Les Tenebres de Marc Monnet (1985) 

Ensemble 2E2M Ensemble[1]
指揮:Paul Mefano[1]
Alain Meunier(Vc)[2]
Patrice Petitdidier(Hr)[3]
Jacques Peillon(Hr)[3]
Thierry Cassard(Hr)[3]
Jean-Michel Vinit(Hr)[3]
Jean Leber(Vn)[4]       
Gerard Klam(Vn)[4]     
Tasso Adamopoulos(Vla)[4]
Philippe Cherond(Vc)[4]

REC:1985,86(Harmonic Records H/CD 8614 [081109-250BOMM])

 今日はフランスの現代音楽を聴く。1947年生まれのフランス人現代作曲家、マルク・モネ(マーク・モネと記す人もいる)の室内楽曲作品を聴く。

 モネは武満徹やフィリップ・グラス、スティーヴ・ライヒなどのいわゆる現代作曲家よりも若い作曲家であり日本ではほとんど知られていない。個人的には現代作曲家という範疇における私の守備範囲はせいぜいシェーンベルクやベルクぐらいまでであるのでこのモネの作品は全く理解不能の音楽である。

 このCDには4曲の室内楽曲が収められている。最初の「Patatras!」と題された楽曲はクラリネット、バスーン、それぞれ2台のヴィオラ、チェロ、コントラバスの為に書かれた楽曲である。ひたすら続く不協和音と弦を激しくこすり叩きつける文字通り物理的な音にあふれた音楽になっている。Patatrasとは英語でCrash!。文字通り音が物理的にぶつかり合ってひん曲がっていく様子が感じられる。聴いていて決して気持ちのいいものではない。

 2曲目はチェロの為の独奏曲「Chant」。この楽曲も不協和音に満ちている。特筆すべきところは音の跳躍がすごくて高温はまるでヴァイオリンの音を聴いているようである。チェロの独奏と聞かなければ二重奏か何かと間違えてしまうだろう。超絶技巧が要求される強烈なインパクトのある楽曲だ。

 3曲目は「Rigodon」。ジャケットにはHorn Quartetとあるがフリューゲルホルンによる四重奏であるらしい(この曲には弦楽四重奏版もあるようだ)。フリューゲルホルンの音域を極限にまで拡大して使用した作品。音楽は全く感心するものではないが演奏は飛びぬけた技術で度肝を抜かれる。

 最後の曲は「Les Tenebres de Marc Monnet」。作曲者自身の名前をタイトルとした弦楽四重奏曲である。上記の3曲同様不協和音に彩られた無機的かつ金属のぶつかり合うような不快な弦楽器のこすれあう狂気としか言いようのない作品。音楽の内容はどうであれ、やはり高い演奏技術を求められる弦楽四重奏曲である。

 僕にはこの手の現代音楽の良さがやっぱりよくわからなかった。

 でもたまにこういう音楽を聴くと刺激にもなる。

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