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今日のニュースは自民党の総裁選挙一色となりました。
最大野党とはいえ、谷垣総裁就任の頃を思えば良くも悪くも衆目を引かずには置かない情勢となりました。そして、先の与党の総裁選挙とは見事なコントラストを為しています。
私は先の記事に於いて、安倍総裁・・・そして次期総理に一番近い立場になるには時期尚早だと書きました。その考えに今も変わりはありません。
ただ、この総裁選での光明は私が一番危惧した『石原総裁』の目が早々に潰えた事です。
一回目の投票でも決選投票に残るには程遠い得票数でした。
この一事を以っても党の自浄能力は決して失われていなかったのだと安心しました。
一番苦しい時期の自民党を支えて、ここまで持ち直した功労者を背後から撃ったのみならず、過去の自民党の亡霊のような人達の後押しを受けた人間が、仮に総裁に選出されずとも決選投票まで残ったならば、誰が勝利しようとも派閥政治と長老支配の謗りは免れなかったでしょう。
そうした意味では決選投票が安倍・石破の両氏で行えた事は天佑であったと思います。
しかし、その事実でさえも早速『民意』に反した結果によって派閥の論理が罷りとおったとの報道が為されています。そして民主党からもその事を攻撃材料にすると息巻いている声もあります。
確かに石破氏は県連に於ける党員票を一番取ったかも知れません。
しかし、国会議員だって選挙で民意を受けて今の地位にあるのです。どちらも等しく民意を象徴しています。
要は地方として戦いやすい顔としてフレッシュな石破氏を推した地方と、実績を重視した国会議員との考え方の相違に過ぎません。
ですから秋田県連の役職にある4名が役職を辞するとの話がある反面、安倍氏への期待も表明しているのです。ここで鼎の軽重を問われているのは安倍氏であって、民意云々というのは単なるファッショです。
もしも与党たる民主党が安倍新総裁の成立に関して『民意』を振りかざすようであれば、それはこれまでにない壮大なブーメランとなって民主党自身を襲うでしょう。
民意というのであれば、民主党には最早『民意』を掲げる大義は欠片も存在しないからです。
総裁選で選出された安倍新総裁が演説の最初に谷垣前総裁への感謝を先ず最初に述べた事は大きく評価したいと思います。安倍氏はあの頃には総裁に立候補する事も叶わない身であったのですから、あの言葉を5人の候補の中で唯一口にしていい方だっただろうと思います。
最初の動画は新総裁となった安倍氏の所信表明の演説。
そして次の動画は1:26:20辺りから始まる前総裁の谷垣氏の演説です。
当選の喜びも殆ど表情に出す事無く、これからの船出が厳しいものであると覚悟した男と、道半ばにしてバトンをタッチせざるを得ない状況に追い込まれた男の言葉には千斤の重みがあると思います。
私は今でも、谷垣氏が元総理を始めとするスペシャリストを束ねる存在たるべきであったと思いますし、そうした中で地ならしをした上で安倍氏にバトンを委ねて欲しかったと思っています。
口さがない人は地味だと言ったり発信力がと言ったりしますが、派手で言葉の踊る集団であった民主党が今どのような状況にあるかを見れば、地味に着実に仕事を淡々と行う人間の必要性とそれを嘲笑う事の愚かさを思わずに居られません。
本来、今のように政治に関心の大半が寄せられる状況というのは平成に入ってから無かったのではないでしょうか?それを招いたのは甘言に乗った多くの有権者の責任です。
『自民党にお灸を据えるのだ』などと増長した結果がこの無残な3年です。
その事を一人一人が肝に銘じなくてはなりません。
自民党はこの未曾有の国難に際して正に切り札を出したと思います。
個人的には今出すべき札ではないという思いはあります。
前回は異常なまでのバッシングの嵐に晒されて心身ともに傷ついたと思います。
しかし、あの頃と今では風が違います。
こうなった以上は、是非とも政権を奪還して本当に日本を立て直して欲しいと願います。
追加:谷垣前総裁のスピーチ内容
3年前。皆様のご推挙によりまして 自民党の総裁に私は就かせていただきました。
当時の自民党は閉塞感・挫折感がみなぎっておりました。 何とかもう一回国民の皆様の信任を得る自民党にしたい。 こう思って この3年間歩んでまいりました。 大変至らないところが多い私でございましたけれども 政権を取り戻す事が単に自民党のためではない。 日本国のためだ。国家国民のためだという思いを 党員の皆様に共有していただきまして 至る所で精進を遂げ一所懸命に闘っていただいた結果 かくはんの選挙にも段々と勝利を占めるようになってまいりました。 そして二つの内閣を退陣にも追い込みました。 皆様と一緒に三年間歩んでまいりまして 何とかもう一回自民党の信頼を取り戻そうと あと一歩のところに来ているわけであります。 しかし百里の道も九十九里をもって半ばとする。 この一歩こそ私どもが一致団結して乗り越えなければいけない一歩でございます。 安倍新総裁が この最後の一歩を乗り切れる その先頭に立っていただいて 私はこれから「一兵卒」として この一歩を乗り越えていくため ご一緒に努力をいたしたいと思っております。 そして 安倍新総裁に この先頭に立っていただいて 何よりも大事な事は 私達は国家国民のために この選挙戦を乗り越えて あと一致団結してまとまって必ず政権を奪還する この事を私は固く固く信じて疑いません。 至らない者でございますが三年間本当にお世話になりました。 今安心して安倍新総裁にバトンをタッチして私は「影の男」となります。 どうもありがとうございました。 百里の道も九十九里をもって半ばとする
この言葉は、一人一人が胸に刻まなくてはいけませんね。
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ブログへのご訪問&コメントありがとうございました。
あの、『自民党にお灸を据えるのだ』などと増長した結果がこの無残な3年と書かれていますが、国民は、そんな風に思ってはイケナイのですか?
自民党政権末期、あの頃はどう見ても国民の信頼、付託に応えているとは言い難いです。
閉塞感極まるあの時、自民党に変わる政党による政治を望んだのです。
良くも悪くも国民の民意が顕著に出た選挙とも言えました。
もし、総選挙が行われるとしたら、今度は『民主党にお灸をすえる』と言う事になると思いますか?
お灸どころでは済まないと思います。
民主党のデタラメな政治に振り回されてきた国民は、これでは自民党と変わりないと思ったのですから。
増長ってそんな上から目線で思っていたとは思いません。
選挙でしか国民は民意を反映させられないのですから、そういう結果になったとしても、それも運命と思うしかないでしょう。
ただ、選挙の投票を持って与党に抗議するというのは、当然の事だと思っています。
2012/9/27(木) 午前 8:11
マリアさん、コメントありがとうございます。
キツイ言葉になるかも知れませんが、結論だけ言ってしまえばダメだと思います。
選挙で意思表示をするのは有権者の権利です。その監視あってこその政治の正当性を担保しているのですから。但し、感情論に依らず内容をキチンと精査するという前提を毀損してはいけません。
先の選挙で政策がキチンと比較されたとお思いでしょうか?
残念ながらマスコミに踊らされるままに自民党と名の付くものは何でも悪い・・・ではありませんでしたか?。これは今でも言われる事ですが。
あるタイミングまではキチンと機能していたものが世界情勢や国内情勢に影響されてそれがあ突然ダメになるというのは人類の有史以来何処の国でもあるのです。
それが今どんな結果を齎したにしても、その当時から悪意に基づいて為された事ではなかったのに今の事象だけを切り取って攻撃するのはアンフェアです。
2012/9/27(木) 午後 10:00
民主党は野党にあった頃から今の自民党など比較にならない位に政局一本槍でした。自身が提示した法案を採らなければ審議拒否。採ったら採ったで審議拒否。仕舞には政治を停滞させたと言って審議拒否と解散を叫ぶ。
マニフェストは選挙前から出鱈目のオンパレードで、実現性の薄いものばかりでした。
それでも民主党を選んだのは『兎に角変えてみたい』『自民党はとにかくダメなんだとみんな言っている』という空気感の中で醸成された砂上の楼閣です。
こんな選挙をするのでしたら何もしないのと同じです。いえ、それ以上に害悪でさえあります。
抗議も批判もキチンとした目を持つ事から始まります。
それが無い以上『ダメです』としか言えない・・・。
政治とは国民の民度を映す鏡だと私は思います。
少なくとも民主党を始めとしたどの党よりも自民党はまともで責任はキチンと果たす政党だと思いますよ。
他の政党は所詮自民党という存在の残滓によってしか浮かび上がる事が出来ないのですから。
何よりも求められるのは一人一人が国政に参画しているという自覚と正常な関心に基づいた情報収集だと私は思っています。
2012/9/27(木) 午後 10:07
民主の出鱈目ぶりは、そうあのマニフェストでしたね。
美味しい餌をぶら下げ、国民を欺き、かつマスコミもそれを追従する様に民主アゲ〜一色でした。
そしてそれに踊らされた国民の一人です、あたしも・・・。(−−;
自民党に対する閉塞感は確かにありましたが、よくよく考えてみれば政権政党を長年に渡り担い実務を取り仕切ってきたのは自民党でした。
民主党は何でも自民の反対の事をやればウケが良いと錯覚し、普天間基地問題では、あと少しで合意がなされ移転計画のGOが出されていたのをひっくり返し、日米関係を悪化させました。
アジアに置ける中国の覇権主義に対抗出来るのが日米関係でしたのに・・・。
中国と近づいた民主党は、中国の隠された意思を、狙いをわかっていなかった。
その狙いを判っていたのは半島系帰化人議員ぐらいな人でしょう。
内なる側からの侵略は中国共産党の得意技ですから。
2012/10/1(月) 午後 0:44
えっと、先日コメントして頂いた私ブログ記事(記事タイトル
自民党総裁選】安倍氏逆転勝利!ゲル華々しく散る・・・(−−; )に、レスをに書き込みましたので、ご一読いただければ幸いです。
2012/10/1(月) 午後 0:49
マリアさん、再度のコメントありがとうございます。
私は・・・というと増長したようではありますが、3年前の選挙前から民主党とマスコミの危険性に警鐘を鳴らしてきました。それはその頃のブログを見ていただければ分かると思いますので、後程お伝えします。
では何故それを看破し得たのか。それは私にも過去同じ様な熱狂に浮かされた時期があったからです。
所謂『おたかさんブーム』というやつです。勿論その頃は私は選挙権など持っていませんでしたが、学生の身ながらこれから色んな事が変わる・・・正に絶頂期の土井女史が語った『山が動いた』と感じた瞬間を味わいました。
しかし、その後の歴史を紐解けば分かるようにその後の社会党は党内分裂を経て今の泡沫政党へと転落しました。
『歴史に無知な者は将来から見放される』とはよく言ったものだと思います。
それ故に同じ空気を嗅ぎ取ったと言う事ですね。
人は誰しも失敗します。要はそこから何を学ぶかが大事だと実体験とまでは言いませんが、経験しましたよ。
2012/10/1(月) 午後 8:05
その異様な空気は今の報道を見ても分かるのではありませんか?
安倍総裁が3500円のカツカレーを食べたといって早くもバッシングが開始されています。その口火を切った朝日新聞のレストランにはそれ以上の値段のカレーがあるとの話も聞こえてきますし、みのもんた氏などは嘗て3万円のカレーを送った事があると言われています。
自民党時代には食事しても『料亭政治』だの『密室政治』と呼び慣わし、民主党時代には『○○料理店での会合』と言います。
同じ事をしてもこれだけの印象操作は無いと思いますよ。
そして何よりも政策ではなくそうした印象操作でのデマによって国政が左右されるのが国民にとって一番不幸なのです。
そのデマから逃れる為には時間を作ってでも国会答弁を見て自分で判断する事。そして自身で調べて勉強する事の大事さを私は改めて感じました。そこだけは民主党に感謝しなくてはいけませんねw
2012/10/1(月) 午後 8:17
ブログに来ていただき、またレスに応えて下さり、有難うございました。
おたかさんブームも先の衆議院選で大勝し政権を勝ち取らせた民主党アゲ〜も所詮熱病に浮かされたようなものだと、最近思います。
人は閉塞感を感じた時、変化を求めたがります。
そうした時の判断力は、鈍り勝ちなんですね。
それが、よーく判りました。
今の安倍総裁に対するバッシングは、マスコミ、特にアカヒ新聞が主導らしいですね。
料亭政治を会合と置き換える民主党に対してマスコミが迎合しているのは確かです。
印象操作が行われている事自体、マスコミに多く居ると言われるある種の組織からの内なる侵略であると言えるでしょう。
2012/10/2(火) 午前 0:20
マリアさん、再度のお越しありがとうございます。
大東亜戦争に於ける日米開戦はまさに閉塞感の払拭を齎しました。
その是非は敢えて書きませんが、誰もが快哉を叫んだのです。
あの頃の空気と今のそれとは余りにも規模も情勢も違い過ぎますので同列には勿論並べられませんけどね^^;
ちなみにマスメディアの中枢には日米安保闘争に明け暮れた世代が多く幅を利かせています。勿論素性を辿れば半島や大陸にルーツを持つ人達も。左巻きの人達の救われない点は、他者には『総括』を求めながら、自分たちは決してその舞台には上がらないという事。
かの朝日新聞は『安倍の葬式は自分達が出す』と豪語しているそうです。余程安倍総裁のやろうとしている事が具合が悪いのでしょう。
官僚を選挙からの審判を免れた存在という意見があります。マスメディアもまた然りです。この二つの特権に対しての審判を行うべきですね。
自分達の特権は当然、他者の特権は断罪。矛盾の塊です。
2012/10/2(火) 午後 11:48