21日に行った新国立劇場のリヒャルト・ワーグナー作曲、楽劇『ニーベルングの指環』第3日・『神々の黄昏』ですが、仕事の都合で投稿できなかったこともあるのですが、自分の中では、とても思い入れが強い作品の為、書き始めるのに、時間を要してしまいました。自分は、ワーグナー協会に属している訳でもない、アマチュア・ファンの一人なのですが、クラシック作品の中でも、ワーグナー作品は、特に奥行きが深く、、一度、足を踏み込んでしまうとなかなか抜け出せない魔力のような魅力に包まれています。(こういう言い方は決して適切で、好ましいものではないのですがある種の人々が麻薬や、酒、、ギャンブルから抜け出せなくなる中毒状態に似ているとも言えるかもしれません。)未だ、頭の中で隠れ頭巾のテーマ、ジークフリートの死のテーマが毎日、流れています。1カ月ほど続くかも・・・。
当日、購入したパンフレットの中に記事を書いた早稲田大学講師、ドイツ文学者の中野京子さんも「ワーグナー音楽には、ある種の男性を(多分、男性限定じゃないかしらん)有無を言わさず異世界へひっさらう、激烈な力が内包されているらしい」(以上、抜粋)
また、音楽評論家の堀内修さんは講談社現代新書の著作『ワーグナー』の中でシニカルに、ワーグナーの恍惚感と題し、
「ワーグナーは麻薬に似ているという。確かに共通点がありそうだ
1・一度味わうと癖になって聴かずにいられなくなって、ずるずると深入りする
2・聴いている間、恍惚感となる
3・出費が次第に増える
4.やめようとすると、禁断症状が起こることがある」(以上、抜粋)と単刀直入に書かれております。
自分がクラシック音楽を聴き始めて、ワーグナーに出会ったのは、中学生から高校生の頃の思春期の頃だと記憶しているのですが、ワーグナーはその浮気症な性格にも拘らず、彼が創作したオペラのヒロイン、『さまよえるオランダ人』のゼンタ、『ローエングリーン』のエルザ、『タンホイザー』のエリ−ザベト等々には多分に影響されました。見たことがない方々に簡単に説明すると、この初期三作品のヒロインは、男性を愛による救済によって、身を犠牲にして救う清純な女性たちです。勿論、現在女性職員が殆どの介護関係の職場にいるので、こんな空想の世界は実在しないということは、大変よくわかっておりますが・・・・。
ワーグナー作品に関して、書き出すと、止まらなくなると思うので、当日のことを。写真が新国立歌劇場。今月、中村橋之助が石川五右衛門を演じる『金門五山桐』を観劇に行った国立劇場が日本の伝統芸能
を上演する場なのに対し、こちら新国立劇場は主に外国の文化芸術、オペラ、バレエ、現代舞踊、演劇を上演。特にオペラ上演の場として東京文化会館、NHKホールが手狭、クラシック専門の音響施設ではなかったため、長い間切望されて1997年に杮落しが行われました。開演は午後2時、途中2回45分ずつの幕間休憩があり終わったのは8時20分でした。休憩時間にはビュッフェがキャパに対し、手狭な為か、半券を提示すれば、外出することが出来ました。会場内のビュッフェで上層の皆さんがワインやシャンパン片手に談笑されているのを横目に、見ながら自分は、庶民的な憩いを求め、会場外のコンビニへ。
外に出ると、新国立に来慣れている方々でしょう、すでにコーヒー店やマクドナルドに行列ができていました。世知辛い世の中、みなさん芸術文化への費用を捻出するため、苦労されているようです。
パンフレットのインタビューで登場していた脳科学者の茂木健一郎先生も感想をブログに載せられていました。(http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2010/03/post-b136.html)
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ほんとうにワーグナーがお好きだということが伝わってきました。
新国立劇場の小劇場はよく行きましたが、歌劇場の方は、まだ足を踏み入れていません。いつか、行こうとは思っていたのですが……。
ワーグナーは、確かに麻薬のような魅力がありますよね。
そうですか。男の方には特に利くんですね〜。
ワーグナーの「神々の黄昏」のなかのテーマ曲が、頭を1カ月も流れるなんて、すごいことです。
2010/3/24(水) 午後 9:06
履歴からこんにちは。始めまして。
わたしも、麻薬にとりつかれた一人かも。
現在、パリに住んでおりますが、オペラバスチーユでの「ラインの黄金」を
知った途端、居ても立ってもいられず、当日券に並びました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ichima5145/24724176.html
でも、ちょっと、演出が斬新すぎて・・・・
すでに、6月の「ワルキューレ」も売り切れのようですが、また並びたいと思っています。
私の友人が、新国立劇場の「神々の黄昏」を見に行ったはずです。
感想を聞いてみます。
2010/3/25(木) 午後 10:39 [ いちま ]
imokoさん、ありがとうごいざいます。大劇場の音響の良さ、舞台の広さにはびっくりしました。東京文化会館、NHKホールで主にオペラを見てきた自分ですが、新国立、とても魅力的なホールに映りました。
2010/3/29(月) 午後 7:45 [ キュブ零 ]
いちまさん、ありがとうございます。以前、メトロポリタン歌劇場来日公演の時に、とても高価な券を買い(高価な券しか残っていなかったため)オットー・シェンク演出のワルキューレを見ましたが、あの演出が自分は基本になっています。神々の黄昏も、実際これに近い演出で見たかったのですが・・・・。
2010/3/29(月) 午後 7:53 [ キュブ零 ]
こんにちは。
私の、ファーストワーグナーは、その昔、NHK BSでやっていた
シェロー&ブーレーズのリングで、これが基本になってしまいます。
当時は演出が斬新と言うことで話題となっていたらしいですが、
そんなこととはつゆ知らず、しっかりとはまってしまいました。
昨年、DVDをまとめて大人買いです。
改めて見て、ワルキューレの最後で涙が・・・
6月のパリオペラ座のワルキューレでは泣けるだろうか?
2010/3/30(火) 午前 0:37 [ いちま ]
いちまさん、ありがとうございます。自分もその盤、LDで持っています。昔、確かワーグナー没後100年記念として、バイロイト公演のレーザーディスクSETとして数十万の値段で発売されていたものです。それを購入した友人から、リングとタンホイザー、ローエングリーンを分けてもらったのです。その為に、壊れた自前持ちのレーザーディスクを全国のパイオニアから部品を探していただき修理することになったのですが・・・・。
2010/3/30(火) 午前 6:56 [ キュブ零 ]
すごい話ですね。ワーグナーに掛ける情熱・・・・分かりました。
LDは、「絵の出るレコード」って宣伝文句で出てたんですよね。
当時、CDも持っていなかったので、どちらも再生できるコンパチ器を
買おうかと思いました。
結局、お金が無くて変えませんでしたけど・・・・
ただ、あれ、記録方式がアナログで、記録時間が短かったし、大きかったので、
長編だと何枚にもなって(ってDVDもそうかわりませんが)、
置いておくのも見るのも大変だったんでしょうね。
でも、オペラはそう売れるもんでもないから、LDで出たものが廃盤になった後、
DVD化されるとも限らないんですよね。日本語字幕無しならあったりしますが。
もっと、オペラが広く一般的になって欲しいですね。
2010/3/31(水) 午前 3:11 [ いちま ]
いちまさん、ありがとうございます。リングだけでもとても重いし、かさばっています。アナログ全盛の映像、音声ですからデジタル処理した現代物でも次回見てみたいと思います。
LDは他にも「トスカ」「カルメン」「ボエーム」「サロメ」「椿姫」など持っているのですが、レーザーディスク機本体が壊れる前に、ソフト自体を録画しなおさなければと少し焦っています。
2010/4/2(金) 午後 0:19 [ キュブ零 ]
お久しぶりです。こんにちは。
先日、「ワルキューレ」に行ってきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ichima5145/26253520.html
3月に行った「ラインの黄金」は、上にも書かせていただいたように、
演出が斬新すぎて、ちょっと、ハマれなかったんですが、
「ワルキューレ」も、新しい演出ながらも、視覚的にも美しく、
また、ワルキューレたちの歌唱力も素晴らしく、感動しました。
私のパリ滞在は8月までで、残り2作はこちらで見ることが出来ないのが残念です。
2010/7/1(木) 午後 10:26 [ いちま ]
いちまさん、ありがとうございます。ヨーロッパでの公演、とても羨ましい限りです。ヨーロッパのような斬新なまま、日本に持ってこられるのが主流となりつつありますが、自分としてはもっとシンプルな演出で見てみたいですね。
2010/7/5(月) 午前 0:11 [ キュブ零 ]