旦那と私の最終章

最愛の旦那が逝ってしまった。再び会える日を待ちながら

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人の不幸は蜜の味?

「生きているのが辛い」
思わずそうつぶやいた。

すると40年来の友人Mは、
「そんなこと、私やKちゃんはいつも思ってるよ。あんたはまだいいんだよ。
ダンナが亡くなっても、しあわせな結婚生活だったんだから」

Mのご主人は肺がんを患い、骨髄に転移している。
だが、入院はしていず普通に会社に行っている。
Kは結婚して25年経つが、仮面夫婦だ。
最初から愛情などなく、田舎の親のメンツを立てて見合いをし、
結婚させられたらしい。だから彼女はずっと荒れている。
私をはじめ周りのものは、自分の人生なのだから早く修正しろと言い続けたが、
彼女はなぜか別れることもなく現在に至っている。

Mは恋愛結婚だが、彼女の両親がご主人を毛嫌いしていたらしく、
結婚式の当日にお祝いの言葉をかける私に
「おめでたくなどない」と母親が言い捨てた。
現在Mも時に具合の悪いご主人の扱いに疲れているらしく、
それが前述の言葉になったのだろう。

しかし、しあわせな結婚生活だから、と言われても
私はダンナの闘病に心を引き裂かれる思いだったし、その時の彼の
苦しみは今でも思い出すたびに泣けてくる。
そしてうちはフリーランスで経済的な安定がなかった。
Mはそれでもご主人が会社員で扶養扱い。
ストレス解消にパチンコ行って何万すったとかいう話を聞くと、
ちょっと違うんじゃないかと思う。

上から目線であんたはマシとか、
あんたも私も同じく辛いなどと言われると、
それって、優越感の裏返しかと思ってしまう。

いくら仲が良くても
死んでしまったらおしまいだねと。

潜在意識に悪意があるような気がしてならない。


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