地域ブランド戦略 今週の言霊

地域の活性化と 最新のマーケティング手法“ブランディング”を 繋ぐヒント

全体表示

[ リスト ]

高岡クラフト

富山の高岡は、クラフトの町だ。遡れば江戸初期、加賀藩二代藩主の前田利長がこの地に町を開いたあと、商工業を奨励したところから始まる。鋳物技術で作られる高岡銅器は有名であり、今も梵鐘や銅像の製造シェアは日本一だ。と同時に、輪島塗などの陰に隠れてはいるが、漆の技術も伝統があり、仏具などが有名だ。鋳造技術と漆技術が高いレベルで残っている町は、他にないと言える。このもの作りの伝統が、現代のアルミ加工技術に引継がれ、アルミ製品と言えば今は高岡だ。

こうしたしっかりとしたもの作りの技術を背景に、市を挙げてクラフトデザインの振興に務めている。毎年行なわれる「クラフトコンペ」は工芸デザイナーの登竜門であり、多くの逸材を排出している。今年で23回目、高岡開町400年という節目の年であることから、20年ぶりに東京でも入賞作品のクラフト展が行なわれた。
末席ながら房主も招待を受け、初日(11月26日)に見学に行ってきた。

俯瞰した印象としては、平均的にレベルが高いということだ。多くが鋳物のなどの金属製品や漆を現代風にアレンジした作品で、高岡の独自性を表に出している。もちろん出品者は全国から集まっているので、素材は上記に限らず、木工や陶磁器ガラス作品もある。(参考:入賞作品)
この中から、多くの作品が商品になることを願う。


最近思うのは、こうした向上心あふれるまちが、歴史的に地理的に“際”にあることだ。
高岡も、加賀百万石・金沢と同じ殿様をいただきながら、いまは富山県。どこかに、独立の精神あるいは反骨の気概を育んできたのではないだろうか。夏に訪れた、広島の福山もそうだ。江戸時代は小藩ではあったが譜代大名で、西の守りを固める位置にあった。いまでも『広島はマツダの城下町』、我々は違うと言ってはばからない。青森の八戸も最近元気がいいが、アイデンティティは“南部”。気持ち的には盛岡のほうを向き、経済圏も岩手県北部と一緒だ。

その歴史文化が、いま、地域が生き残るに必須な“独自性”を生み出す源泉となっている。それを、どう、具体的なモノあるいはサービス、さらには地域として受け手に提案できるかが勝負だ。

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事