地域ブランド戦略 今週の言霊

地域の活性化と 最新のマーケティング手法“ブランディング”を 繋ぐヒント

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農商工文2

元旦の日経の特集記事に、「人を引き寄せる芸術の力」と題して国内各地で取り組まれている手作り芸術祭が取り上げられていた。地域ブランドという視点から見ると、地域の活性化はどのように地域の独自性を出すかに尽きる。その独自性を受け手が“期待感”を持って見られるようになると、人は行動し、地域は人を引き寄せられる。地域の独自性を生む、最も強力な原資は文化だ。農商工連携で補助金事業が進んでいるが、それだけではうまく進まない地域もあるだろう。そのときの切り札が、文化との連携だと強く思う。
文化も広い、芸術に限らずB級グルメも文化だし、歴女を誘う小さなエポックも資源になりうる。

記事では、別府温泉の「混浴温泉世界」が成功事例として取り上げられていたが、残念だったのは別府観光業界との温度差だ。
「混浴温泉世界」は世界的な温泉地である別府市の街中を会場として、芸術家が作品をさまざまな“日常空間”で発表した芸術祭だ。別件で別府を訪れたときは会期が終わったあとだったが“何か、引続き活動している”と読んだ記憶があったのでホテルのフロントで情報を探ってみた所、もう終わりましたとのことだった。別府での目的がそれではなかったので、ホテルマンの情報を信じて深く追求しなかったが、新聞によれば、若手芸術家の拠点である「わくわく混浴アパート」では今も制作活動が行われているらしい。別府でも老舗と言われる温泉ホテルの、従業員の意識である。
商工と文化の連携が、希薄だと言わざるを得ない。
記事の中で著名なプロデューサーである北川フラム氏は言う。『大事なのは“祭のあと”。一過性のイベントに終わらせるのではなく、土地と人を結びつける力を発揮しなければ』。観光業従事者が芸術祭を“イベント”だと認識していると、“祭のあと”は淋しいものになる。

芸術で最も成功しているのは、直島だろう。“イベント”が終わったあともう既に何年も経つが、マグマは熱く静かに流れている。ベネッセ社の貢献も大きいが、他に何もなかった島だからこそ、成功体験を素直に継承して住民が普段着で芸術を振興しているのがよくわかる。
イベントを成功させようと思うと肩に力が入って、終わってみると疲れが残ってしまうが、10年続けられるイベントとは何か、から発想するといいと思う。

文化は、なにせ、日常なのだから。

ブランド戦略ワンストップサービスくんじゅうぼう

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