地域ブランド戦略 今週の言霊

地域の活性化と 最新のマーケティング手法“ブランディング”を 繋ぐヒント

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おみやげ

鳥取県米子に「寿スピリッツ」という、少し気になる会社がある。全国に製菓店を展開する「寿グループ」の総本山だ。面白いのは、いわゆるチェーン展開やメーカーとしてナショナルブランドを全国販売するのではなく、反対に、多くの子会社を各地に設立して各地ごとに特徴のある菓子を製造販売している点だ。それぞれの会社は原則、製造拠点をその地域外には建設しないので、お土産の銘菓として人気が出てきているものもある。代表的なのは、北海道小樽を地場とする「ルタオ」のチョコレート菓子やチーズケーキだ。
この意味では、地域ブランドを数多く展開する企業グループだといえる。

これは、地域ブランドとして、ありだろうか? これが気になる点だ。

まあ、原則論を持ち出せば、法律で定められた登録制度があるわけでもないのだから、“地域ブランドかどうか”を議論すること自体、おかしい。
とはいえ、これを踏まえた上で敢えて考察すると、どうか。

一流の観光地か三流かを見極めるには、土産物屋があるかどうかを見ると良い。臆面もなく土産物然とした何種類もの商品が並べられてい店が軒を連ねていれば、そこはかなり、三流を疑わなくてはいけない。そして、店に入り商品を裏返して、製造者クレジットを確認し、製造元があさっての地域の住所であるようなものが多く陳列されていたら、房主は三流観光地のレッテルを貼る。
土産物は地域ブランドでなければいけないし、したがってその地域の資源を使ってそこでしか流通しておらず、その住民が普段から愛用する商品でなければいけないと思う。そうした土産物が複数ある土地が、一流の観光地だ。
そうした土産物を生み出す素地がある地域は、いずれ人を呼び寄せる魅力があるし、一流の観光地に育っていく可能性を秘めている。

そうして見ると、寿グループは地域ブランドを育てているということになる。各地に設立した子会社は独立して、その地域の食材を工夫してそれぞれ独自の商品を開発販売しているからだ。越境して製造拠点や直営店を置くということは、していない。
商品の裏を見ても、製造元の住所は地場である。

ただ一方で、1つの企業体(グループ)としての企業理念ものと、一貫性のある経営をしているはずだ。仮に地域の慣習や文化などと、企業体としての理念が相反したとき、どちらかを優先させねばいけないならばどうするか? 企業であって成長を義務づけられているならば、自ずと答えは出る。
それを、地域ブランドとして認めていいか?
なかなか難しい問題である。

奈良県は、かつて靴下製造が盛んだった。地場産業として、産業ピラミッドを形成していた。しかし、頂点のいくつかの企業は成長とともに地域を離れ、よりコストの安い中国などに生産現場を求めて拡散していった。結果、奈良の地場産業は瓦解した。
企業の行動として、これはしかたがない面がある。

米子の企業が、宮崎で銘菓を作る、、、どこかで矛盾を抱えるような気がしないでもない。

ブランド戦略ワンストップサービスくんじゅうぼう

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