金栗四三物語

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さくらのお話し

54年8ヶ月6日5時間32分20秒3

これはあるオリンピック競技の世界最高記録です。何だかわかりますか〜? これは日本が初めて参加した第5回ストックホルム大会で記録された物です。その記録保持者、金栗四三さんの話をします。宜しければ最後までお付き合い下さい。

さくら

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さくらの偉人伝

明治44年11月19日羽田競技場

この日、日本で初めてオリンピックのマラソンの代表選手選考会が開かれました。その出場者の中に20歳の学生だった金栗四三(かなぐり しそう)選手がいました。降りしきる雨の中、 正午丁度にスタートしたレースは益々雨がひどくなって来ました。途中で穿いていた両方の足袋に穴が開いた金栗選手は両足の足袋を脱ぎ捨てました。 裸足は多少痛かったようですがぬかるみに脚を取られず、意外にも走りやすく、そのままスピードを落とさず、ゴールまで突っ走ったのでした。優勝タイムは当時の世界最高記録2時間59分45秒を27分も破る
2時間32分45秒。この驚異的な世界最高記録に当時、新聞も号外を出す程、日本中が熱狂したそうです。これならばオリンピックの優勝は間違いありません。誰もがそう確信して疑いませんでした。
                                            つづく
さくら

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さくらのお話し

金栗四三少年

熊本県玉名郡春富村。明治24年8月20日。金栗さんは金栗家8人兄弟の7番目の子供として生まれました。お父さんが43歳の時に生まれたので四三(しそう)と名付けられました。金栗家はおじいさんの代までは造り酒屋をしていて裕福でしたが、お父さんは身体が弱く商売を止め、お兄さんやお姉さん達が畑仕事をして生計を立てていました。四三少年は小学校の成績がかなり良い方でした。ある日、学校から帰ってくると父より恐い長男の実次(さねつぐ)兄さんが 「四三、今日からココがお前の部屋だ。 しっかり勉強するんだぞ。」 と言って玄関の横の部屋を指差しました。 大家族で自分の部屋を持てるなど考えらない事でした。でもそれは尋常小学校しか通え無かった上の兄弟たちの四三少年への熱い思いだったのです。そのお陰で四三君は兄弟で只一人隣町の高等小学校に通う事になりました。
                                            つづく
さくら

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さくらのお話し

学校までのカケッコ

家から学校までは6Km。その道を上級生にシゴかれながら毎日走って通いました。初めは全く敵いませんでしたが半年が過ぎた頃、四三君は上級生を負かすようになっていました。秘密は呼吸法です。二回吸って、二回吐く、今では常識になっている長距離の呼吸法を毎日
12km走る中から体験を通じて会得していたのでした。
                                            つづく
さくら

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さくらのお話し

恩師との出会い

高等小学校でも良い成績だった四三君は明治38年県下の名門、玉名中学へ進学します。この学校でもトップクラスの成績を修めた四三君は実次兄さんの勧めで東京高等師範学校(現・筑波大学)を受験しました。結果は見事合格。明治43年春、青雲の志を抱いて上京したのでした。 この時、東京高等師範学校の校長先生は講道館を作り、新しい柔術、柔道の創始者、嘉納治五郎先生でした。 この出会いがのちの金栗さんの人生に大きな影響を与えたのでした。嘉納先生の教育方針から東京高等師範学校の生徒は何かスポーツに取り組まなければなりませんでした。スポーツは得意な方ではなかった金栗さんでしたが走るのは別で毎日、寄宿舎のあった御茶ノ水から学校のあった大塚までの4Kmを走って通い、その脚の速さで同級生たちを驚かせていたのです。そんな金栗さんの脚が活かせる時が来たのでした。 嘉納先生の発案で行われるようになった校内長距離競争です。金栗さんは1年生の時から良い成績を収め徒歩部(陸上部)に誘いを受けたのでした。この事がやがてオリンピックへと繋がって行くのです。
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さくら

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