私小説的風景

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インとヨウ

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西に向かう列車に飛び乗り、火力発電所のあるヨットハーバーにたどり着く駅で降りる。
 
ipodからは坂本隆一のリベルタンゴが流れる。
「歩いてきたよ ここまで」君と出かけた一番遠いところ
私鉄特急でわずか一時間のところ

熱処理された排水が泡立ちながらヨットの繋留されたハーバーに注がれる。
コーヒーにミルクを撹拌しながら、あふれてくる。
ipodの音をかき消す。

陽を浴びてヨットはワタシに倒れかかって来る。

「うで枕が一番きもちがいいの」とささやきながら、指先は二の腕から血流の音をさぐるように胸をすぎ、わきをツヅレ折りにさがってゆく。

キミを呼んでから、三か月が流れる。
濡れた指先を口元からすーっと襞へ お互いの指をなめて高鳴りを確かめる。
男はすぎた今をまた取り立てるように 身をよじる。

過去に選択してなかったもうひとつの時間をさぐるように濡れたまたぐらの奥へ
まるでタイムトンネルで30年前に行き着けるかのように、
キミの喘ぎ声で、身をくねらせるほどに響き渡り、頭のなかへ

愛と時の「うちでのこずち」さながら、指だけタイムゲートを越えてゆく。


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