TOKYO-Xのミニカー・グルメ・旅行なアンサンブル

ミニカーはフェラーリ、GT-R、F1、ポルシェ、ランボルギーニ、トミカ他雑多な感じで収集してます。

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ワールドペストリーチームチャンピオンシップ(以下WPTC)という世界大会で日本人としては史上初めて優勝した五十嵐宏氏が2年前に東京都の金町にオープンしたお店「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」。
これまでにマンダリンオリエンタル東京のエグゼクティブペストリーシェフなど様々な要職についてきた氏がここにオープンしたのは「これまでホテルという大きな舞台に身を置いていましたが、小さくても地域の皆様のための洋菓子店を開きたい」という想いから自身の出身地にお店をオープン。
お店の名前は師匠にあたる稲村省三氏が考案したバラの飴細工に因んでおり「初心を忘れず」という意味とバラを贈るようなシーンでご利用いただけるようなガトー作りを提案したいという想いから命名したそうです。
稲村省三氏は日暮里のショコラティエと鶯谷のパティスリーで私のブログでも紹介させていただいたパティシエさんです。(トラバ参照)
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ここのパティスリーの看板ガトーといえばやっぱりこの「ピクシー」(550円)
このプチガトーこそが2010年、マンダリンホテル総製菓長時代にWPTCにおいて個人及び総合優勝を果たしたガトーなのです。
個人部門は味覚担当部門としての受賞なので味については嫌が応にも期待してしまいます。
WPTC2010年大会のテーマは「Childhood」だったので「ピーターパンの世界」を提案しピクシー(いたずら好きな妖精)という作品を仕上げたそうです。
 
以下、私の感想ですが、今回はえらく感動したので長文です。
ピクシーは一言でいえばピスタチオとイチゴのプチガトー。
表層にはピスタチオムース、中には苺のジュレとクリームが入っています。
デコレーションはクラッシュピスタチオとフレッシュストロベリー。
コンセプトがピーターパンと知らずに見た時は「木の実&森の果実」で森の妖精のイメージなのかなあと思いましたがピーターパンがコンセプトだと知ってからは納得。
緑の生地に赤い羽根飾りの付いたピーターパンの帽子のイメージだと推測します。
味なんですがピスタチオ&イチゴの組み合わせだとコクの違いで主役がピスタチオで脇役が苺なスイーツと想像するかと思います、実際に私もそれを想像しました。
実食してみると味は完全完結なベターハーフ。
主従の間柄ではなく双方ともが平等に主役になってる味。
ナッツ系の個性は香ばしさ、ベリー系の個性は甘酸っぱい酸味。
香ばしさが強いと酸味が影に潜みますし、その逆もそう。
どんな手法かはわかりませんが香ばしさと酸味が個性を損なわないギリギリのところで抑えてあるんです。
だから互いの個性のぶつかり合いで個性を相殺することなくピスタチオとイチゴの風味を活かして見事に調和させています。
ギリギリのレベルなので味がピンボケするようなことにもなっていません。
本当に妖精にマジックでもかけてもらったんですかね。
 
もう一つの味の特徴としては苦味がないんです。
私のブログでは何度も書いてる大人のスイーツに必要な三要素である甘さ・酸味・苦味の一つ。
確かにその一つが欠けているのでフォーマルさは感じられないんですが、味の調和は取れてるんですよ、これもマジックですかね。
 
私が何に感動したかというと、実はこの2つの特徴なんです。
WPTCがテーマとして課したのは「子供の時代」でしたよね。
そしてピーターパンは年をとらない永遠の子供の妖精。
大人な世界の人間社会には序列というものも出てきます。
そして自分の人生を顧みて「人生の苦さ」を知ったのはヤングマンな頃。
ガキの頃にはまだ苦さを知りませんでしたし、なんだかんだで友達は横一列で平等でした。
ピーターパンのネバーランドもそんな世界。
審査員の方がどんな基準で選考したかはわかりませんが、仮に私が選考委員ならば、子供の頃のその環境を手のひらサイズのプチガトーに広がるお菓子の味で表現したのかなあと判断し太鼓判を押してます。
最初、口にした時は「主役、脇役のキャスティングしたほうが作品としてはよくなったんじゃないかな」と思ったんですがコンセプトを思い出し「あ〜、あ〜、なるほどね」などと自分勝手な解釈で一人で感動してました。
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ピクシー以外にもいろいろ買ったのでご紹介します。
こちらはチョコレートケーキのアンジェロ(480円)。
ピクシーにも共通するんですがデコレーションしているナッツが非常に美味しい。
サクサクなのに決して歯に当たらない。
噛んだ後はしっとり食感になる上質のナッツ。
御師匠にあたる稲村氏のショコラティエのケーキも食べていたのでこちらのほうも。
稲村氏のほうはどんな人にも愛されるチョコレートケーキという感じですが、こちらはチョコレートをとにかく愛する人のためのケーキといった感じですかね。
しっかりとしたチョコレートの甘さとコクのあるケーキです。
甘さも強いんですがコクがそれ以上にありますからチョコレートが好きな人からはかなり高評価ありそう。
紅茶よりもコーヒーのほうが合いそうなお味でした。
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あけぼの(450円)
オレンジムースとアーモンドムースのケーキ。
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カプチーノ(420円)
コーヒームースのケーキです。
 
アンジェロを除いては甘さあっさり系のケーキでしたね。
スポンジは肌理が非常に細かくしっとりやわらかでふわっとしてます。
化粧品で使うパフと同じ触り心地と書けばわかりやすいでしょうか。
ケーキってお酒使うとある程度、味を誤魔化せるところあるんですが、ここのケーキはほとんどお酒使ってないんじゃないですかね。
私が購入したケーキは入ってなかったです。
腕に相当な自信あるんでしょうね。(お酒使ってることがダメって書いてるわけじゃないですよ。)
 
世界一のタイトルをとったピクシーはネーミングとお味がぴったりでしたので他のケーキにもポエムなネーミング付けられると、もっと楽しみ増えるかもしれませんね。
厨房は全面ガラス張りなんで店内から丸見えです。
作ってるところを堂々とお客に見せる、最大の誠意の見せ方でもあります。
見せても他の人間には真似できないという自信と、お客に対して疚しいことしてなければ誰でもできることなんでしょうけどね。
私、贔屓にするお店の基準にこういう所を見てたりします。
華板さんやシェフが最後に挨拶に来る時に材料から作り方まで細かく説明してくるところは「今度の料理楽しみにしています」なんですよね。
「ここは企業秘密」的な個人店は・・・・。
 
パティシエ 五十嵐 宏氏 来歴
19949月 国際ジュニア製菓技術者コンクール世界大会第二位(日本人初)
19963月 フランス・ブルターニュ地方 パティスリーカルトロン勤務
19982月 第五回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 日本予選 優勝(最年少優勝)
 
20002月 第六回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 日本予選 優勝(日本予選連覇初)
 
20009月 ホテル西洋銀座 シェフ ド パティシエ(製菓長)就任
20011月 第六回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー フランス本戦 第二位(個人二位)日本チーム主将を務める
 
200212月 株式会社六本木ヒルズクラブにシェフドパティシエ(総製菓長)として入社
 
20087月 マンダリンオリエンタル 東京のエグゼクティブ ペストリーシェフ(総製菓長)に就任
 
20107月 ワールドペストリーチームチャンピオンシップにて味覚担当部門シェフとして日本代表チームに選出。総合・個人部門ともに優勝。(日本人初)
20123月 葛飾区金町に自店 パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ開店
 
「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」
125-0042 東京都葛飾区金町6-4-5
TEL/FAX 03-5876-9759
営業時間 10:0019:00
定休日 月曜日
テイクアウトのみ
※寅さんで有名な柴又帝釈天からも割と近いです。

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僕も1度、食べて見たいと、画像と記事を見て、感じました。

2014/1/30(木) 午前 0:57 [ 模型公園 ] 返信する

世界大会優勝なんてすごいですね。
そして、TOKYO-Xさんが熱く語る美味しさ
わたしも買いに行きたいです。
ポチ☆

2014/1/30(木) 午前 1:02 さ え 返信する

模型公園さんへ、
洋菓子はやっぱり東京がナンバー1です。

2014/1/30(木) 午後 1:16 TOKYO-X 返信する

さえさんへ、
絶対的な味というより表現性と意外性に感動しました。
ツォップの帰りに寄れる場所ですよ。
ポチ、ありがとうございます。

2014/1/30(木) 午後 1:17 TOKYO-X 返信する

TOKYO-Xさんの味の分析にびっくりです。
マンダリンオリエンタルでアフタヌーンティをいただいたのは
もう3年くらい前ですが、そのときのお菓子は
彼が作っていらしたのでしょうか?

ポチ☆

2014/1/30(木) 午後 6:23 mocchi 返信する

私3枚目のチョコ系が良いです (^_^)

2014/1/30(木) 午後 6:43 ponhiro 返信する

mocchiさんへ、
2010年ならそうですが11年だとちょっと微妙なところですね。
ポチ、ありがとうございます。

2014/1/30(木) 午後 7:04 TOKYO-X 返信する

ponhiroさんへ、
ここ、ナッツ系が得意だと思いますよ。

2014/1/30(木) 午後 7:09 TOKYO-X 返信する

美味しいと思うか、自分にはよくわからないと思うかは別として
世界大会で優勝する味とはどんなものか?確かめてみたくなります^^

2014/1/30(木) 午後 9:15 SNOW 返信する

SNOWさんへ、
そうなんですよね。
とりあえずは自分で確かめるってのがすごい大切だと思います。

2014/1/30(木) 午後 9:30 TOKYO-X 返信する

スィーツだけではないですが、値段と味を考慮して判断しちゃいます( ̄∇ ̄)
ショートケーキは、やっぱりいい判断材料になりまさよね。
なんだかんだ言っても、好みに左右されることが多いですが(笑)

おっさんですが、ムース系のスィーツが一番好きだったりします(笑)

2014/1/30(木) 午後 11:53 ADL 返信する

ADLさんへ、
味はモンブランで見るのがおすすめですよ。
作るの一番難しいから技術の差が思いっきり出るんですよ。

2014/1/30(木) 午後 11:56 TOKYO-X 返信する

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世界大会のチャンピオンのスィーツ食べたいですね。・・・ナイス!
どんな美味しさなのか確かめたいです。
金町は近いので寄ってみます。

ところで四皿のケーキ、TOKYO-Xさんが全部食べましたか?

2014/1/31(金) 午後 10:59 [ いけごん ] 返信する

いけごんさんへ、
全部食べましたが、シェアですよ。
ポチ、ありがとうございます。

2014/1/31(金) 午後 11:03 TOKYO-X 返信する

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