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監督 フィリップ・リオレ
【2009年/フランス】
イギリスに移住した恋人に会うため、最後の手段としてドーバー海峡を泳いで渡る決意をしたクルド難民の少年と、ひょんなことから彼の泳ぎを指導することになったフランス人中年男性が、次第に心を通わせ、絆を深めていく姿を真摯な眼差しで綴る。 2010年、最後の劇場鑑賞でした。
これは 年末 『キックアス』 を都内に観にいったとき、せっかくなので もう1本みようと思い、何にするかな〜?と検索して 『白いリボン』にしようかと思ったんですが・・・・
フィリップ・リオレ監督 というのが目に飛び込んできた。
2008年12月 イラクの国籍を持つクルド難民ビラル は 家族とロンドンに移住した恋人を追ってイラクから数千キロも歩いてフランスの北端の町カレにやってきた。
ドーバー海峡を越える密航も試すが失敗。トラックの荷台で 二酸化炭素の検査があるんですね。
そして皆、袋を頭にかぶせて息をなるべくとめておくことをする。でもがまんできないと、審査でみつかってしまい・・・・。トラックの荷台に乗り込みしーんは緊迫感ありましたね〜
市民プールで水泳のコーチをやってるシモンと知り合いになり、最後の手段、ドーバー海峡を泳いでいくしかないと考えたビラルは シモンにコーチをお願いする。
最初はなかなか泳げなかったビラルも少し上達してきた。
実は、シモンの方は最愛の妻と離婚調停中。
片や 恋人にあうためにドーバー海峡を泳いでいく・・・・。
私は、みながら 『マリリンに会いたい』を思い出していた。←プ、そんなの思い出すの私くらいかしら?あれも凄い根性の犬でした(笑)
って、あんなほのぼのはしてないけど^^;
シモンは 妻に 『僕は目の前にいるキミでさえ、手放そうとしているのに・・・・・』とい言葉が印象的。
シモンは 妻を愛していて別れたくないのに別れる。 一緒にいたいのに離れているビラル。
そんなビラルに親切にし、協力するシモンでしたが・・・・
ただ、いろいろ、なかなか上手くいかず、難民を手助けしちゃうと拘留されてしまったりするのですね。
これも背景がわかってると入りやすい。でもわからなくても 展開は至ってシンプルなので
特にわかっていなくても 話に入っていけると思います。
シモン役はヴァンサン・ランドン。観てるときは何の作品でみたか忘れてたんだけど 『チャーリーとパパの飛行機』 『女はみんな生きている』 の人でした。あとでわかったんですけど^^;
イラクから3ヶ月間歩いても尚、海に阻まれるビラル。
手を伸ばせば届くのに、離れゆく妻を引き止められないシモン。 見た目の状況としては正反対の二人。
いつしか二人の間には親子のような絆ができていく。
とにかく、ちょっと切ないです。
原題の『WELCOME』というのが また これが切なくさせてくれますね。
切なさと温かさが同時にじんわりくるという感じでした。
シモンはビラルと会って とても大切なものに気付いたのかも・・・・。
感動というかなんというか・・・・・・切ないんです。それもあとからじわりじわりと・・・・。
でも切ないだけじゃないのよね〜。
TVで放送しているサッカーのシーン。それをじっとみるシモン。
フィリップ・リオレ監督らしい、いいラストだったと想う。 やっぱり監督との相性ありますね。
やっぱり、好きだったなぁ〜。
〈クルド人〉
トルコ、イラク、イラン、シリア、アルメニアの国境地帯に跨がる山岳地域(クルディスタン)に暮らす。人口は約3,000万人と言われ、現在、独立した祖国を持たない世界最大の民族と呼ばれている。様々な政治組織が存在し、自治や独立を求めて闘争を続けている一方で、クルディスタンを離れ、欧米へ移り住む人々も増加している。
(鑑賞日 2010年12月29日) 1000円 NO.80
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