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2012年5月26日(土)。
このとてつもない奇妙な夢を見たのが土曜日の事。まだよーく覚えているように、まあ今までで1番と言ってよいくらい、とても変な夢でした。
何故か川崎の元住んでいた場所の自宅に帰ろうとしている私。バスに乗っているらしいのですが、ふと反対側の方向に走っているバスの中を見ると、母がいたんです。
そのバスは一面が広いガラス窓のようで、中がはっきり見えまして、バスの中で母が自転車に乗って漕いでいるんですが、勿論バスの中で前には進んでいないんです。
私は慌てて、何故か手で戻るように合図を送るんですが、無視されてしまうのであります。
私の乗っていたバスの方は、どうも様子がおかしいという事で、何時もの最寄のバス停よりもひとつ手前のバス停で降りようとするんですが、料金が1万円とか、とんでもない事を言う運転手でして、どうやらワンマンバスのようなんですが、私は断固、そんなの払えるか、と拒否して降りてしまうんです。
たぶん、このあたりは現実の東京電力の電気料金の値上げのニュースの影響だと思うんですが・・・。
私は夢の中で本気で怒ってしまして、訴訟も辞さない覚悟で怒っているのであります。そして運転手に住所と名前を言え、名刺を出せ、と言っているんです。運転手は近くの店に入り、鉛筆を借りてメモを書くようなんですが、そのうちに私は、とにかくバスを降りて自宅まで歩いて行こうとしているんですね。
中学校横の道はとてもぬかるんでいまして、なかなか前に進めないんですわ。中学校を見て見ると、校庭は整地されていて、ただ地面がだだっ広く広がっているだけで、まったく他の物がないんです。植木も体育館もサッカーのゴールも。校舎だけが立っていまして、その校舎して外壁が剥がれていて、無機質に物体があるといった感じでありました。
久々に川崎に来てみたら、えらく変わってしまったんだなぁ、何て思っているんです。
中学校の西側には、何故か昔あった田んぼの跡がありまして、それが底なし沼のような感じで、しかも色がついてなくて人工的な感じもありまして、これが、故郷をめちゃくちゃにしたなれの果て・・・なんて思っているのであります。倉庫の一群も、昔あった倉庫が、中学校の校舎と同じような感じで、無機質に立っているのです。
そのうちに中学校の校庭に入っていて、いよいよ私が住んでいた地域にさしかかった所、やはり昔の面影はなくて、アパートだのは変な佇まいを見せていまして、半分壊れていたり、色がまったくなかったり・・・。
自宅を裏の道から見る位置に来ると、まだ住んでいた家は建っていまして、奇妙なホースが何本も家から出ているのです。
地域をひと回りしている道路を歩くと、あたりの家は半分なかったりしていて、角の1階が自転車屋があったアパートは何とか残っていましたが、その並びはその家だけしか建っていなくて、南側の景色は、何故か山脈へと続いていたのです。まるでパノラマ地図のようなんですわ。
ようやく自宅のある場所に辿り着くと、もうなくなっているはずなのに、少し違う姿で家が建っていまして、私は確か家と土地を処分して他人に売ってしまったので、もう入る事は出来ないと分かっていながら、逮捕されるのを覚悟で、ドアを開けて家の中へと入っていったのであります。
何故か、まだ若かった頃の母が出てきまして、当然のように私を出迎えてくれるのであります。
ま、ここで目が覚めたわけなんですが、この夢の奇妙なところは、文章では表わしにくい、その風景なのであります。とにかく無機質。それでいて荒廃していて、これが自分の故郷の成れの果て・・・なんていう、とても嫌な実感があったのでございます。
たぶん、現実としても、あまりにも変わり行くある川崎の故郷が、自分にとっては、こんな気持ちの表れだったのかもしれません。実際、ほとんど、昔の家があった地域に行きたいなんて思いませんからねぇ・・・。もう自分の故郷なんていうものは、自分の頭の中だけにしかないのではないかと、そう思っていますし・・・。
あるいは、現実の原発事故による故郷を追われた状況というものを、自分に当てはめた夢を見たのかもしれません。
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