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まあインセクトフェアに向けて時間がない中、とにかく出来るだけ作れる標本は作って出すように準備をしているんだがな。
昆虫標本にはラベルというものが付いている。
何時何処で誰が採集したかというデータが書かれてある小さな紙の事だ。
昔は手書きで、その後新聞の活字を利用して組み合わせたものとか、そしてワープロで作るようになり、今は当然パソコンで作って縮小印刷するという感じだな。
標本の乾燥が終り、万が一の標本につく虫、すなわちコナチャタテムシなんかが付いていたら大変だから、2日間は冷凍庫に入れて駆除するのよ。
そしてラベルを付けなくてはならない。この時点で簡単な汚い手書きの紙を付けてあるんだが、それを綺麗な統一された紙、要するにラベルに取り換えなくてはならない。見栄えだけでも商品として売れるか売れないか、かなり影響があるからな。
そんなラベル作りをしていると・・・。
標本の大多数は俺自身で採集した虫だ。未だに在庫として残っていて、たとえば昔、南西諸島なんかで採集した虫もしつこく出品する訳だが・・・。
たとえば・・・1997年6月23日・・・沖縄県八重山郡竹富町・・・(波照間島)・・・イシガキシロテンハナムグリ ♂・・・なんてパソコンのキーをうって作っていく訳だが・・・。
そんな作業をして虫の標本を見ていると・・・採集に行った当時の事なんかを鮮明に思い出してしまうんだよなぁ・・・。
1997年かぁ・・・もう20年も前になるんじゃないか・・・。
それがひとつやふたつじゃない・・・。行った島だって40は超えているはずだ。
考えてみれば、普通の人には出来ない事をしてきたんだなぁ・・・。
中には無人島にひとりで行った事もあったしなぁ・・・。宮古島の離島の多良間島のさらに離島の水納島・・・今はどうなっているのだろうか・・・。
よくまあ、心臓弁がぶっ壊れていたのに、原付レンタルバイクだけで、ホントよくやっていたよなぁ・・・。原付バイクの免許をとる前は、レンタサイクルとか・・・徒歩だもんな・・・。
そう思うと、ま、まんざら悪くなかった人生なのかもしれん・・・。
それにしても大量の虫の在庫だ・・・。
やはりきちんと全て売るようにしなくちゃいかんかなぁ・・・。
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