|
細かい事ですが、2コマめに魔風が跳んでいる方向は右向きでなくてはならないのです。それは1コマ目で右を向いているので、継続して流れから右向きでなくてはなりません。右向きの顔を描くのが苦手だからといって左向きにしてはいけません。
コマの流れというものがありまして、ストーリー漫画を描き慣れてくると、問題なくネーム(最初の大雑把なコマ割りと簡単な下書き)の段階で、これはこの構図でキャラクターの大きさはこのくらいでこの向きとか、自然に振り分けられるのであります。
流れ、経過している時間、間、そしてコマの大きさ、こんなところを読んでいてスムーズにいっているかどうかを頭の中で考えて、最初に決めていくのであります。
3コマ目は時間が少し経過していますから、向きをあえて変えています。
4コマ目は3コマ目の直後の続きですから、魔風の顔の向きは同じにして驚きの表情のアップになる訳です。
こういう事は、慣れなのかなぁ・・・。
たとえば5コマ目は・・・4コマ目で魔風が見て驚いていますから、魔風が見た光景そのものを描いたらいいのか、本作品のように、魔風の方を重視して描いたらよいのか、迷うところでありますが、この場合は、私は魔風の方も重視して、2つの要素をいっぺんに描いています。本作品はコミカルな面がありますからね。
シリアスな作品ならば、手前に魔風のやや後から見た驚いた表情を大きくとって、その向こうに魔風が見た光景を描くという方法もあるでしょう。
もっと読者を驚かせる光景ならば、そのものズバリ、バーンという感じで描く方がいいかも。ただしこれをやり過ぎると、キャラクターが何処にいるのか、何がなんだか分からなくなるというリスクは生じてきますね。
私は慣れていますから自然に出来ますけど、案外、ストーリー漫画を描く段階で、こういう事が一番難しいのかもしれません。
|