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ずいぶん前にも書いたけど
ぼくの尊敬するボーカリストの一人
サンプラザ中野さん
とにかく 声がいい
ぼくがボーカリストを好きになる基準は
「ぜったいにかなわない」ということが条件です
中野氏の声はとてもまねができない
あのセクシーで歌詞がストレートに観衆に届く声は本当にすごいと思う
多くのロックファンはこばかにするけど
爆風スランプは 売れる前から コアなロックファンには話題になっていたバンドで
私も友人にさそわれて 客が20人くらいしかいないころからちょくちょく見ていました
特にベースの江川ほーじん氏は アマチュアロックのコンテストEastWestでその名を知らしめた
有名なベーシストだったので ほーじん氏を見に行ったら
中野氏のその声に圧倒されて 大ファンになりました
こんなソウルフルな声を演出せずにだせるボーカリストがいるのか と感動しました
ほーじん氏のベースはもちろんすごかったし
同じバンド『爆風銃』にいた末吉氏もタイトで重厚なドラムを叩いていた
それ相当の実力がなければあの当時のレベルの超高かった
EastWestでグランプリがとれるわけがない
高校生だった81年のヤマハのビデオで見たホージン氏のコンテストでのベースソロにはぶっ飛んだ〜
準決勝で撃沈した自分たちから見れば
雲の上のような実力者です
中野氏と河合氏のいたスーパースランプも優秀賞とってますからねえ
ぼくらよりも下手な奴らが
彼らをバカにしているのを聞くと
本当に腹がたちましたねえ
河合氏はテクこそないけど サイケなフレーズとかなかなか味があったし
とにかくリズムセクションがすごかったからバンドとしてもなかなかのものだった
うるさいだけのメタルばんどよりもはるかに実力あったしね〜
開演前に近くの公衆電話で友人に電話していたら
となりで中野氏が電話してて
話をさせていただいたら
礼儀正しくて きちんとしていていわゆるミュージシャンらしくなくて
それも好感でしたね
もともと中野氏のベースがフォークソングと歌謡曲なのでそういったメロディーラインも好きでしたね
彼らがブレイクするきっかけになったのが
このプロモ
コミック的に笑えるのではなくて
当時のジャパメタに対する皮肉がいっぱいで
ジャパメタファンのみなさんには申し訳ないんですけど
私は日本のハードロックとかメタルは 全く受け付けないんですよ
斜にかまえて 私はミュージシャンですって顔されて
「私はこんなに速く弾けます すごいっしょ」
「私はこんなに声量あります すごいでしょ」
ってステージ見せられるとね〜
NHKのど自慢だって
うまい人よりも 鐘二つでも楽しくやってくれる人のほうが見てて気持ちいいですよね
音楽ってそういうもんですよ
当時のバンドメンバー募集の要項に
よく書いてあった
「完全プロ指向 メロディアスなハードロックをやります」
とかには 本当に辟易としましたね〜
今の若い人ならいいんですけど
手足の短くて顔のでかい日本人が
欧米人のまねしてロックしている姿は本当にみっともなく見えました
私も白人のロックはすきですけど
格好まではまねしようとは思いませんでしたね
身の程はわきまえていたつもりですから
そういった皮肉いっぱいのこのビデオは痛快でした
売れてからは 私の好みの方向とは違っていってしまいましたが
いいバンドでした
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