ウディ・アレン通信(&ロスト・シネマ通信)

16年、初夏刊行予定 ウディ・アレン最新評伝本・訳書「ウディ」

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 2月のおすすめ映画です。

<今月のおすすめ映画>

 「インビクタス〜負けざる者たち」
 (監督クリント・イーストウッド、主演モーガン・フリーマン、マット・デイモン)

 ネルソン・マンデラとラグビーをめぐる実話の映画化で、モーガン・フリーマンのマンデラ役はさすがです(彼が製作総指揮も担当)。

 ラグビーの選手役のマットも好演。

 前半はマンデラの政治家としての葛藤、後半はマット扮する選手とチーム内の話が浮かび上がり、後半はスポーツ映画といってもいいです。

 スポーツ好きは、もう、後半だけで熱くなります。

 すべての描写がほどほどにうまく、誰が見ても好感が持てるいい映画だと思います。

 イーストウッドという以上に、モーガンの思い入れが感じられる作品です。

 いまや、イーストウッドの古女房のような立ち位置のモーガン(「ミリオンダラー〜」は、そんなふたりの関係がすばらしかったです)。

 モーガンが映画人として寄せる信頼感にイーストウッドが応えた作品だと思います。

 マット・デイモンも、「インフォーマント!」とはまるで違う顔を見せ、ほんと、芸息が広くなりました。アクターとして、どんどん成長している彼、いいですね。

 ディープなイーストウッドの個性は、今回はそんなに感じられませんが、ヒューマンな”いい映画”でした。

<個人的におもしろかった映画>
 万人にはおすすめしませんが、ご興味ある方はどうぞ、というタイプの映画です。

「抱擁のかけら」(監督ペドロ・アルモドバル、主演ペネロペ・クルス)

 「トーク・トゥ・ハー」のアルモドバル監督の不思議なテイストの作品です。

 失明した元映画監督をめぐる恋の思い出。それがある1本の映画の製作秘話につながり、やがては家族の物語になっていきます。

 ペネロペは彼の思い出の中の美しい女の役です。

 私は彼女のファンではないんですが、最近のペネロペ、すごく乗っていますね。

 出てくるだけで、確かに華があります。

 ただ、彼女以上に、その中年の失明した監督の方が主役です。

 前半は、個人的にはあんまり乗れなかったんですが、後半まで見て、なるほど、という映画でした。

 これはアルモドバルらしいな、と。

 見終わって時間がたっても、記憶に残っている作品です。

 記憶と映画をテーマにした、なんとも、奇妙な、でも、忘れられない映画です。
 

閉じる コメント(3)

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Life is goodさんへ。かわいい猫ちゃんの写真、ありがとうございます。いい写真ですね。生きた招き猫です。

2010/2/2(火) 午後 2:30 [ raincity3 ]

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「インビクタス〜負けざる者たち」見てきました。
感動的な作品でした。実話なんですね。マンデラ氏のすばらしさがよく伝わりました。今回のマットは今までとは違う人のようでした。目立っていそうで、目立ってなさそうで・・・
SPの人たちも良かったです。

2010/2/5(金) 午後 4:40 [ yakkoshima ]

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yakkoshimaさんへ。お返事がすごく遅れてすみませんでした。「インビクタス」、いい映画だと思います。先日、発表されたアカデミー賞の作品賞候補に入ってなかったのが残念です。モーガンとマットは主演と助演の候補ですね。モーガンが、モーガンではなく、マンデラに見えたので、すごいなー、と。彼が製作総指揮を担当しています。思いが伝わる作品でしたね。

2010/2/8(月) 午後 7:37 [ raincity3 ]

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