ウディ・アレン通信(&ロスト・シネマ通信)

16年、初夏刊行予定 ウディ・アレン最新評伝本・訳書「ウディ」

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 台風が近いようで、関東地区はすごい雨です。
 
 そんな中、原稿書きが続いています。「ミュージック・マガジン」のDVDページの
連載の入稿中。
 
 いよいよ、待望の「そこのみにて光輝く」を書くことになりました。DVDリリースは、
11月です。
 
 今年の春、「週刊女性」で紹介を書きましたが、今度は2度目。「週刊女性」に書いた時、こんなに話題になる作品とは思っていませんでした(その後、モントリオール映画祭の監督賞も受賞)。
 
 地味な小品なので、メジャーな「週刊女性」に入れるには、どうなんだろう、と思いつつ、作品に心を打たれ、あえて選びました。
 
 主演が、人気の綾野剛だから、地味な内容でも、読者に興味を持っていただけるかな、と。
 
 入稿後、ある配給会社の女性にメールをいただきました。その方は、この映画の
宣伝担当ではなかったのですが、各誌での作品への熱い評価に興味を持っていらして、私の記事もきちんと読んだくださったようです。
 
 その作品の宣伝担当者から、記事に対する感想が来ることはありますが、
よその配給会社の方から、こんな反応があることは珍しく、うれしい出来事でした。
 
 この作品、そんなに予算がかかっているとは思えないし、ヘタすると、埋もれそうな内容です(函館のくずれそうなバラックに住む一家と生きる希望を失った男の再生の物語です)。
 
 原作は41歳で自ら命をたった北海道の伝説的な作家、佐藤泰志。芥川賞の
候補に4回上がりながら、受賞できず、悲劇的な最後を迎えた人です。
 
 北海道出身のある編集者から、彼の作品のことはよく聞いていました。
 
 この作品の映画化が決まった時、「ヒロインの池脇千鶴はいいと思うけれど、綾野はどうかな」と、その人は言ってましたが、完成した作品を見ると、ふたりとも
好演です。
 
 映像が素晴らしいです。暗めの映像で、どこか70年代の日本映画を思わせる
ところがあります(「真夜中のカーボーイ」 などに通じる部分も)。
 
 もう一度、この作品に向き合って、さて、どう書くべきか。
 
 ただ今、奮闘中です。
 

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