ウディ・アレン通信(&ロスト・シネマ通信)

16年、初夏刊行予定 ウディ・アレン最新評伝本・訳書「ウディ」

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 エヴリシング・バット・ザ・ガールのベン・ワット。
 
 今年、31年ぶりのソロアルバム「ヘンドラ」をリリース。
 
 これが、もう、最高の愛聴盤になっていまして、来日すると聞いたからには、見逃せないでしょう。
 
 昨夜、渋谷のクラブ・クアトロで聴きました。いや、聴き惚れました!
 
 ちょっと物哀しいメロディと繊細な声。いや、でも、、ライブでは、けっこうエネルギッシュに聞こえました。
 
 ギターの音が美しいです。
 
 「ヘンドラ」の曲をじっくり歌ってくれて、それぞれの曲の良さを再確認。
 
 31年前の名盤の「ノース・マリン・ドライブ」からの曲もいくつかあり。
 
 CDは持ってなくて、アナログ盤しかないので、もう何年も聴いておりませんでした。
アコースティックなサウンドが耳に残るアルバムで、ジャケットのデザインもいいです。
 
 久しぶりに聴いて、もう、なんとも、青春時代にタイムスリップでした。
 
 昔は若い声でしたが、円熟の50代の声で歌うと、深みを増していて、じわーと感動です。
 
 今も心は19歳のまま、なんだよ、と言っておりました。
 
 確かにベンの歌声には、今も、青春の面影が漂います。
 
 切なく、物悲しい声と音。でも、時にやわらかく、温かい。
 
 英国の永遠の青春サウンドでしょうかね。
 
 ギターのバーナード・バトラーも最高でした(スエードのギタリスト)。
 かっこいい人ですが、黙々とギターに向かい、究極の職人。
 
 なんだか、イギリスに、行きたくて、たまらくなってしまったのでした。
 珍しくピアノ・モードになっております。
 
 土曜日に岩波ホールで「ミンヨン 倍音の法則」を見たら、モーツァルトのピアノ・ソナタが流れていて。
 
 昔、けっこう弾いていた曲だったので、久しぶりに弾きたくなって、ふたをあけました。
 
 このピアノ・ソナタ、第3楽章まで弾くのは久しぶりでした。
 
 快活で、リズムが速い曲ゆえ、私の今のテクでは指が走りにくい。
 
 10代の頃は、パリパリ弾いていたんですよね。
 
 近年は、こういう快活な曲はお好みではなく、ちょっとスローな、雰囲気のあるナンバーを好んでいました。
 
 バッハやドビュッシーあたりです。
 
 バート・バカラックに、ビル・エヴァンスかな。
 
 モーツァルトも、あえて、スローに弾いてみると、ちょっとジャズに聞こえたり。
 
 ちょっと新鮮です。
 
 原稿を書く前は、少し弾いて、集中力を高めてみようかな、と思っております。
 
 
 私がモーズ・アリソンの歌を初めて知ったのは、ボニー・レイットのアルバムを聴いた時。その中に<エヴェリバディズ・クライング・フォー・マーシー>というブルースが入っていて、これがなんとも、よい。
 
 作ったのはモーズ・アリソンという白人のブルースマンで、多くのミュージシャンに影響を与えているという。
 
 ザ・フーは「ヤングマンズ・ブルース」という曲をカバーしている。
 
 他にも、ヴァン・モリソンやジョージ・フェイムなどにも人気があり、彼らは「ザ・ソングズ・オブ・モーズ・アリソン」というアルバムも出している(ちょっと、おもしろい企画ものです)。
 
 モーズのアルバムを初めて買ったのは、80年代だった気がする。そこには私の好きな<エヴェリバディズ・クライング・フォー・マーシー>も入っていた。
 
 ボニーは最高に歌がうまい。でも、そんな彼女とは違う、淡々とした味わいがモーズの声にはあった。
 
 歌がうまい、という人ではないかもしれない。どこか、音程がはずれているような、鼻歌のような歌い方をする。表現としては古いかもしれないが、ヘタウマという表現が、ぴったりのボーカルだ。
 
 でも、いつ聴いても変わらないその歌声を、私はいつしか愛するようになっていて。
 
 ブルースだけれど、重すぎない。歌詞はけっこうシニカルで、「自分がどんなに落ち込んでいても、誰も気になんてとめないのさ」といった感じの内容だ。
 
 そういえば、自作ではない「トラブル・イン・マインド」も歌っているが、これが本当に調子っぱずれというか、ヘタウマ節。
 
 そんなモーズが、NYのクラブで歌っているという記事を、昔、NYの新聞で読んだことがあり、いつか、ライブを見たいと思っていた。
 
 2年前に来日予定だったようだが、この時は実現せず、遂にこの5月、84歳で初来日。「奇跡の初来日」という言葉が、けっして大げさではない。
 
 25日から3日間、ライブがあったが、私は最終日の今日(27日)、ブルーノート東京で念願のライブを見た。
 
 相変わらず、淡々としていて、クールで、ヘタウマで。
 
 知らない人が聴いたら、曲の区別がつかないかもしれない。
 
 インストメンタルだけの演奏もあった。モーズのピアノ、ベース、ドラム。これが、なかなか、よい響きだった。
 
 そして、待っていた<エヴェリバディズ・クライング・フォー・マーシー>。
 
 生で聴くと、改めて、いい曲だ。
 
 ご本人のルックスは、とても渋い。味のある脇役として、映画にも出演できそうな雰囲気がある。
 
 あえて似ている人を探すと、私は「ストレート・ストーリー」や「グレイフォックス」のリチャード・ファンズワースではないかと思う。もし、ファンズワースがブルースマンなら、モーズみたいな歌を歌ったかもしれない。
 
 淡々としていても、じわじわと盛り上がる。
 
 1時間10分ほどの演奏を、3日間で、5セット。84歳のブルースマン、まだまだ健在!
 
 生きていて、歌っている。ピアノを弾いている。
 
 そんなモーズを見られただけで大満足だ。
 
 また、折にふれ、彼のアルバムを聴くことになるだろう。そして、そんな時は、今日のライブでの姿を思い浮かべ、改めて幸せな気持ちになるだろう。
 
イメージ 1
 
 上はブルーノートのビル。表参道にあります。
 
イメージ 2
 
こちらはモーズのボード。TONIGHTの文字に胸がワクワク。遂にこの日が!
 
 
イメージ 3
 
 こちらがブルーノートの入り口。いよいよ、です。
 
イメージ 4
 
 ドアの向こうに階段あり。ドキドキです。
 
イメージ 5
これがモーズです。2種類のフライヤーがあったので、いただきます!
 
 
イメージ 6
 
今後、ジム・ホールやフィル・ウッズのライブも予定。ジムは行きたいなー。
80代の大ベテランのジャズ・ギタリスト。ビル・エヴァンスとのデュオ「アンダー・
カレント」は世界中の人に愛される(私も愛聴盤だった)。
 
イメージ 7
 
ライブが終わって、ホロ酔い気分。
外に出ると、夕暮れが、夜になり、ライトがともっています。
 
イメージ 8
 こちらもライトがともっています。さようなら、モーズ・アリソン!
すてきなライブをありがとう! いつまでもブルースを歌い続けてください!
 
 
 
 きのう、残念なニュースを聞きました。ザ・バンドのドラマーだったレヴォン・ヘルムがガンのため他界しました。
 
 71歳でした。
 
 とても残念です。
 
 かつて「シティロード」というタウン誌がありまして、レヴォンはそこで私が生まれて初めて(プロとして)取材した人でした。
 
 その時、映画「ラスト・ワルツ」が公開まぎわでしたが、レヴォンは自分のバンドを率いてツアーでやってきて、映画のことにもこたえてくれたのです。
 
 とても人間くさくて、すぐに彼のことが好きになりました。
 
 コンサートもとても楽しかったです(日比谷の野外のコンサートだったはず)。
 
 会った頃は映画には興味がなさそうだったのに、「歌え!ロレッタ、愛のために」では、ヒロインの父を演じて、味わい深い好演でした。
 
 その後、何本か脇役で出ていて、近年ではトミー・リー・ジョーンズ監督の「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」での盲目の老人役が忘れられません。
 
 近年は闘病生活だったようですね。
 
 私自身の青春時代の仕事はじめの人だったので、訃報が本当に残念です。
 
 ザ・バンドのメンバー、リチャード・マニュエルも、リック・ダンコもすでに他界。リック・ダンコは、来日したバスにのった彼に手をふった思い出が……。
 
 残りはガースとロビーですか。
 
 レヴォンの冥福を心からお祈りします。
 本日、「ミュージック・マガジン」の編集部から連絡があって、「ノルウェイの森」の記述に関して、微妙な指摘がネット上に出ていたとのこと。
 
 それというのも、私が、この映画を「ビートルズの曲が初めて使われた日本映画」と書いてしまったせいだ。
 
 もっと、正確に「EMIから初めてビートルズ曲の使用許可がおりた日本映画」と書きべきでした。あいまいな表現はあかんですね。
 
 それというのも、すでに篠田正浩監督の「悪霊島」で、ビートルズの「レット・イット・ビー」と「ゲット・バック」が使われていたせいだ。
 
 そういえば、公開当時、予告編でも流れていましたね(すみません、忘れていました)。
 
 でも、EMIの正式許可はおりていなかったようで、ビートルズ問題のせいもあってか、長年、DVD化されず、遂にDVD化された時には、ビートルズではない歌手の歌になっていたとか(「レット・イット・ビー」はレオ・セイヤーのバージョンだったようだ。なつかしいですね、レオ・セイヤーって)。
 
 でも、まあ、「使っていた」のは間違いないわけで、私の記事では「使用許可がおりた」という表現にすべきでした。
 
 音楽ファンは突っ込みが細かい、と、某音楽雑誌編集部に聞いたことがありますが……。
 
 以後、気をつけます……はい。
 
 

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