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冤罪はどのようにして作られるのか。司法の正義とは何か。
一人でも多くの方々に本を読んでいただき、何かを感じてもらえれば幸いです。
「いつか春が」ダイジェスト版 総集編↓↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rainrain1192/15336915.html
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昨日はダウンしました。自分では体力には自信があるつもりでした。
どうしても間に合わせなければならない書類があったので、ほとんど
眠らない状態で無理して仕上げたのですが、終わったとたんに緊張の糸が
切れてしまったようです。
だいぶ楽になりましたが、まだ微熱があります。
じっとしているだけで、額、脇の下、背中に汗がにじんできます。
私は布団に横になりながら、昨日の夕方の会話を思い出していました。
テレビ局の報道担当の記者からの電話。
「今回、取調べの可視化についての番組を作りたいと思っています」
「・・・そうですか。それで?」
「それでですね、副島さんが本を出したことを知り、ブログも拝見させて
いただきました」
「それはどうも・・・」
「それでですね、ぜひ副島さんと直接お会いしてお話をお聞きしたいと
思っているのですが・・・いかがでしょうか」
「いいですよ。私にできることがあればご協力します」
ここまでは今までと変わらないいつもの記者との会話でした。
「ところで副島さんは、これからどんな活動をめざしておられるのですか?」
これからどんな活動を・・・この言葉がずっと気になった。
今の私に何が出来るのか?父の裁判が終わり、やっとこれから自分の人生を
歩むための時間ができたと思っていたが、現実という厳しい壁にぶち当たっている。
そんな今の私に何ができるのか?
父の無実を証明するために、夜の工事現場で働き、その後も裁判を優先しようと
フリーの身となって下請けの報告書や資料作成などのアルバイトで食いつないできた。
やっと裁判が終わって、これからはまっとうな仕事に戻ろうとしたが、既に私も
五十の一歩手前という年齢になっていた。無実を証明するために時間がかかりすぎて
しまい、四十代という貴重な時期を遠回りしすぎてしまった。
表舞台から姿を消していた八年余りのブランクは大きい。
まちづくりという特殊な世界の専門家として頑張ってきた私には、いまさら
戻れる場所などなく、どこかの行政から声がかかるわけもない。
カンも鈍っているだろうし、以前のように人前で講演などもできない。
そんな中途半端な状況の中で空白の時間を埋めようともがいている自分。
人生という名のレールを一度外れた人間が、再び元のレールに戻ろうとしても
厳しい現実。冤罪事件としての法廷での闘いは終わったが、今度は自分の
人生を取り戻すという現実との闘いは今なお続いている。
冤罪事件の悲劇は、最初に犯人視されて仕事や人間関係にも影響が出ることだ。
今まで築きあげてきた信用など、一夜にしてあっという間に壊れてしまう。
無罪になっても事件の真相は公表されないまま謝罪もない。
無実を証明するための裁判費用も自己負担。事件によって失った経済的損失も
何の保障もないし、名誉回復のためのフォローも何もない。
これが冤罪事件のその後の顛末です。
無罪だったからハッピーエンドではないのです。マスコミも無罪という事実のみを
伝えますが、その後について語ることはほとんどありません。
元被告とされた本人や家族の、裁判が終わった後の人生を取り戻そうとする闘い・・・。
たぶん誰も知らない静かな闘いです。
だから私は冤罪事件の実態を世間に伝えようと本を書いたのです。
もう一度元の生活に戻ってみせる・・・私の闘いは今なお続いているのですが、
冤罪という悲劇が繰り返されないために、何の力もない今の私に何ができるか?
「これからどんな活動をされるのですか?」
記者の問いかけに明確に答えきれない自分が悔しくもあり、改めてこれから
どうするのかを自分なりに考えていました。
父の冤罪事件は無実を証明できて裁判は終わったから、ほかの事件など知らない・・・。
それはできません。自分たちの闘いが終わったから、もう忘れようでは
今まで闘ってきたことは無駄になるような気がします。
自分が経験した苦しみと同じように、今も苦しんでいる人たちがいると思うと
胸が熱くなります。
私にできることは、自らが関わった冤罪事件や裁判の苦しみを世間にきちんと
伝えること。そう思います。
今年の11月、福岡市で「冤罪シンポジウム」を開催しようと準備を進めています。
出版社のYさんと私で。もちろんスポンサーもないし、すべて手弁当での開催です。
誰か手伝ってくださる方がいらっしゃれば大歓迎です。
ブログで冤罪の実態を伝えるだけでなく、冤罪を経験した者として生の言葉で冤罪や
取調べの可視化について語ろうと思っています。
今の私にできることです。
裁判だけでなく、人生にもきっと「いつか春が」訪れると信じていますよ。
そのためにも一人でも多くの人たちに冤罪の実態を知っていただきたいです。
真実を知ることからきっと何かが変わっていくと思います。
今の心境は?・・・そうですね、ボブ・ディランの♪「時代は変わる」でも聴きましょうかね(笑)
あきらめたらすべてがおしまいですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボランティア・スタッフ募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■「冤罪シンポジウム」(仮称)を支えて下さるスタッフを募集します。
福岡市内で11月15日(土)を予定しています。当日、会場での受付や司会、
告知のお手伝いなどを手伝ってくださる方を募集しています。
年齢や性別は問いませんが、事前に打ち合わせもありますので、できれば
大学生以上を希望します。もちろん当日だけのお手伝いも大歓迎です。
もしご関心がある方は、このブログにまずは鍵つきのコメントでご連絡下さい。
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